2025.05.19ウクライナから小千谷市に避難している夫婦の思いは?ロシア・ウクライナの直接協議 停戦に期待?【新潟・小千谷市】
3年前ウクライナから小千谷市に避難した夫婦(イリナ・シェフチェンコさんとムタル・サリフさん)
5月16日、ロシアとウクライナの直接協議が3年ぶりに開かれました。停戦の実現が期待されますが、ウクライナから小千谷市に避難している夫婦は冷静に交渉の行方を見守っています。
■ウクライナから避難 イリナ・シェフチェンコさん
「(Q.停戦へ少しの希望は?)NO...ありません。」
3年前、ウクライナから小千谷市に避難した夫婦、イリナ・シェフチェンコさんと夫のムタル・サリフさん。今回の和平交渉に希望を抱けないといいます。
■ウクライナから避難 イリナ・シェフチェンコさん
「率直に話すと、停戦に向けてロシアが示した条件はすべて不条理なもの。ロシアが戦争を止めない、戦争を続けたいという意思表明でしかない。」
5月16日の直接協議で、ウクライナは「無条件の停戦」を求めましたが、ロシア側は拒否しました。サリフさんは、改めてロシアによるウクライナ侵攻を批判したうえで、各国の対応にもどかしさも感じています。
■ウクライナから避難 ムタル・サリフさん
「プーチン大統領に圧力をかけることができて、良い協議ができるはずの人々が黙っている。だからプーチン大統領がますます強気になってしまう。ただ、悲しい・・・。」
2人は、和平交渉から停戦への糸口が見つかることを期待しています。
■ウクライナから避難 イリナ・シェフチェンコさん
「世界各国がプーチン大統領に反抗して、ロシアがいかに嘘つきで操作的なのかを知り、新しい制裁が科されることだけが期待されること。」
アメリカのトランプ大統領は19日、ロシアのプーチン大統領と電話会談を行うとしていて、交渉が進展するか注目されます。