2025.05.22【拡大続く】「百日せき」前週から報告数増加、「りんご病」は警報続く【新潟】
【資料】百日せき・りんご病とも拡大続く、基本的な感染対策を
県内で依然として『百日せき』の感染拡大が続いています。また、幼児らの間では頰に赤い斑点が出る『りんご病』が拡大し、警報が出されています。
県は22日、県内の各医療機関から18日までの1週間に報告があった感染症の状況を発表しました。
『百日せき』の報告は162件にのぼり、前の週の98件を上回りました。10代前半の患者が多い状況が続いています。『百日せき』はせきが長く続き、新生児がかかった場合は呼吸困難などで死亡する恐れもあるとされています。
『りんご病』と呼ばれる「伝染性紅斑」も増加しています。1医療機関あたりの報告数は全県で2.80で、前週の2.20から増加。警報が続いています。『りんご病』は頰にでる赤い斑点が特徴で、幼児や児童を中心に流行する感染症です。せきやくしゃみなどのしぶきによる飛沫感染で、発疹は1週間前後で消えますが長引く場合もあるといいます。また、女性が妊娠中に感染した場合、流産の原因となる可能性があり注意が必要です。
県は『百日せき』『りんご病』とも、予防のために手洗いやせきエチケットなどの基本的な感染対策を呼びかけています。