2025.05.264年3カ月ぶり 新潟水俣病の患者として新たに1人認定【新潟】
14件が棄却、9件が保留に
県は23日、新潟水俣病認定審査会の答申を受けて、新たに1人を水俣病の患者として認定したと公表しました。
3月17日に開かれた認定審査会では、県に出された14件と新潟市に出された10件の水俣病患者認定申請について審査されました。このうち、県が諮問した1人について、審査会の答申に基づき県が新潟水俣病患者として認定したということです。
患者認定は2021年2月以来、4年3カ月ぶりです。一方で14件が棄却、9件が保留とされています。
■ノーモア・ミナマタ第二次訴訟原告団 皆川栄一原告団長
「これを機会に、新たな認定患者が出てくることを期待している。」
花角知事は「申請者の状況について、一人ひとりの事情に配慮しながら丁寧な審査が行われたものと受け止めています」とコメントしています。