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2025.05.26【大相撲】2場所連続で優勝!横綱昇進へ「大の里」糸魚川に強さの原点【新潟】

【大相撲】2場所連続で優勝!横綱昇進へ「大の里」糸魚川に強さの原点【新潟】
糸魚川市民も歓喜!強さの原点は
大相撲5月場所、14勝1敗で優勝した大の里関についてお伝えします。26日開かれた横綱審議委員会の推薦を受け〝横綱・大の里〟誕生に向けた手続きが始まっています。中学・高校と糸魚川市で技を磨いた、大の里関。UXの単独インタビューを交えて、強さの原点を振り返ります。

先週の16日(金)、綱取りをかけた大一番。無傷の13連勝で、2場所連続・4度目の優勝を決めた大の里。その瞬間を見守った糸魚川市民は、歓喜に包まれました。

■糸魚川市民
「バンザイ!大の里最高!強い横綱になって長く頑張ってほしい、おめでとうございます。」
「もう最高ですね、地元の星ですよ、ありがとう。」
「誇り、能生の誇り。」

初土俵から所要13場所での横綱昇進は、史上最速。日本出身横綱の誕生は、師匠である元横綱・稀勢の里、二所ノ関親方以来、8年ぶりです。
大の里が中学・高校時代を過ごしたのが糸魚川市。

■大の里(当時 中学生)
「(Q.この中で一番食べるのは?)自分です。」

石川県の実家を離れ、単身相撲留学。能生中学校・海洋高校と6年間、厳しい稽古に励みました。
2024年、UXの単独インタビューでは糸魚川への思いを語ってくれました。

■大関・大の里
「糸魚川の経験があるから、今がある。6年間でたくさんのことを経験して、今の体だったり精神面だったり全てのことが作られた時間でもあった。小さな町ですが地域が一体となって相撲を応援してくれていたので、優勝した姿を見せられたのはうれしい。」

印象に残っている場所を、聞いてみるとー

■大関・大の里
「通学路ですね。(寮から)歩いて6年間通っていたので、通学路の光景だったり今でも忘れられないというか、本当にきつい稽古をした後に下る海洋高校の坂だったり、朝 学校に行くときに見える海だったり、自然と触れ合うことが唯一の娯楽だった。通学路で冬は雪玉を作って遊んだり、ちょっとしたことが色々 通学路に思い出が残っている。」

2年前の幕内初優勝を飾った直後には、感謝を伝えるため当時の下宿先に訪れ、後輩と寝食を共にしていました。糸魚川は大の里にとって『第二の古里』と言える場所になっています。2024年、大関に昇進して凱旋した時には5000人以上が出迎えました。

■大関・大の里
「能生駅が人だかりになるのは6年間、能生に住んだが初めて。」

24日、市内にある海洋高校のアンテナショップに行ってみると、店内には大の里が訪れた時の写真も。

■海洋高校アンテナショップ「能水商店」 塚田紗代店長
「最初に来たのが2022年ですかね、一緒に写真を撮ってもらったんですけど。(Q.これが?)私ですね、大きすぎてお客さんがザワついていた。」


大の里と日体大相撲部で同期の寺尾拓真さん。現在、海洋高校でコーチを務めています。
大学時代の思い出について-

■日体大相撲部で同期 寺尾拓真さん
「大の里関から提案というか企画して、それこそ彼は思い立ったらすぐ行動するようなタイプなので『今日行こう』という感じだった。」

糸魚川からの期待を力に変えて…第二の古里に歓喜をもたらしました。

■日体大相撲部で同期 寺尾拓真さん
「本当に泣きそうになりました。」


2場所連続優勝を果たし、横綱昇進を確実とした大の里。26日に会見を開き、今後の抱負を語りました。

■大関・大の里
「たくさん新潟が盛り上がっている。今回も優勝を届けられて、新潟も喜んでくれていると聞いたので、優勝という形で新潟に良い報告をできたと思う。自分はこれからだと思っているので、しっかり頑張るのでまた応援よろしくお願いします。」

28日の番付編成会議と臨時理事会を経て〝第75代横綱・大の里〟が正式に誕生する見通しです。
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