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2025.06.04【特集|参院選公示まで1カ月】3陣営の動きは「7月3日公示、20日投開票」が有力【新潟】

【特集|参院選公示まで1カ月】3陣営の動きは「7月3日公示、20日投開票」が有力【新潟】
『夏の参院選』迫る
通常国会も最終盤。与野党の駆け引きが激しくなるなか『夏の参院選』が迫ってきました。現時点で有力視されているのが【7月3日公示、20日投開票】の日程。出馬を表明している3陣営は決戦に向け、態勢を固めに懸命です。現状をお伝えします。

【立憲民主・現職 打越さく良さん】
6月1日、立憲民主の現職・打越さく良さんは選挙事務所を立ち上げました。

■立憲民主党選対 岡田克也筆頭副本部長
「3年前に私たちはこの新潟で議席を落としているんです。残すところ公示日まで50日ぐらいしかないのだから、本当に頑張らないと、結果がどうなるか分からない。」

こう訴えたのは、党本部から駆け付けた岡田克也選対筆頭副本部長。

■立憲民主党・現職 打越さく良さん
「新潟から7月の参院選挙を機に、さらに前に進めていきたい。そのためには、この厳しい戦い。なんとしてでも皆様のお力が必要です。どうか私、打越さく良にお力を結集していただきたい。」

無所属で初当選してから6年。今は立憲の現職として、政権と対峙しています。

■立憲民主党・現職 打越さく良さん
「実質的な減反をやめて、コメの生産を増やすと決断していただけないでしょうか。そのうえで消費者価格を適正なものにしていく。両面の政策が必要。」

県内では、現職の衆院議員と二人三脚で街頭に立ちます。

しかし-
5月、最大の支援組織『連合』から指摘が。

◆立憲民主党県連 米山隆一幹事長
「連合は待ち構えているのに、こっちが遅いぞというご指摘だった。目詰まりがあった部分は、率直に否定しがたいので。」

〝目詰まり〟とは-

■連合新潟 幹部
「ビラなどの資材や陣営の動きが、下部組織に下りてこない。このままではどんどん準備が遅れてしまう。」

2024年10月の衆院選挙で、県内全勝した立憲。現職5人が東京に張り付く時間が増えたため、地元への目配りができていないとの見方も。

さらに-

■連合新潟 小林俊夫会長
「打越さんの推薦もしているので、支援のあり方について国民民主党といろいろ協議した。」

前回は、打越さんを推薦した国民ですが距離を置いています。

■国民民主党県連 上杉知之代表
「新潟県選挙区には候補を立てず、また他党の候補に対する推薦・支持等は行わない。」

対照的なのは、共産党です。

■共産党県委員会 樋渡士自夫委員長
「6年前、市民と野党の共闘で勝利した打越さく良さんを自主支援します。」

来県した党重鎮も前のめりでした。

■共産党 市田忠義副委員長
「打越さんは、政策的にも非常に似たところがあります。いい候補者であることは間違いない。」

ただ、国民は「共産党を含む連携には決して加わらない」としていて、陣営は難しいかじ取りを強いられそうです。

◆立憲民主党選対 岡田克也筆頭副本部長
「〝1人区〟が勝負。しかも新潟は現職。必ず結果を出さなければいけない。」

■立憲民主党・現職 打越さく良さん
「ここに至るまでの間も、本当に多くの方たちに支えていただいて感無量。負けられない戦いなので、全力を尽くしたい。」


【自民党・新人 中村真衣さん】
議席奪還を目指す自民。5月に開いた県連大会は、決起集会の様相でした。

■自民党 小渕優子組織運動本部長
「我々は少数与党。となると、参院選挙は、まさに政権選択の選挙と言っていい。重い戦いになる。参院選挙は、個人でできることではない。総力戦。一致結束をして、中村真衣当選に向けて皆さんにはお力をいただきたい。」

現場から上がったのは、危機感です。

■自民党県連 岩村良一幹事長
「(去年の衆院選で)新潟県連では平成21年の衆院選以来、小選挙区全敗という16年ぶりの惨敗を喫しました。」

壇上に上がった新人の中村真衣さんは-
■自民党・新人 中村真衣さん
「温かい言葉をいただいていますが、しかしまだまだ自民党、逆風が吹き荒れております。あいさつ回りをしていても、本当に厳しいお言葉もいただきます。」

2024年の衆院選で猛威を振るった裏金問題が片付かないうちに、物価高が直撃。特に、『コメの価格高騰』に危機感を募らせます。

■自民党県連 岩村良一幹事長
「非常に厳しい状況というのは、ひしひしと感じる。」

さらに-
県連大会の直前、会場の端で会合が持たれていました。空席となっている『衆院新潟1区』の支部長選び。この席で公募開始が決まりましたが・・・

■佐藤純県議
「(公募を求めて以来)1カ月以上たってからの(党本部からの)ゴーサイン。党本部に対して非常に懸念をしているし、本当にやる気があるのか。」

衆院の公認候補の前提となる支部長は、2区も空席。立て直しが遅れているのが現状です。
どう巻き返すのか-

■自民党県連 佐藤信秋会長
「一人の力では大変。運動量の差だと私は思っているので。」

県内に張り巡らされた地方議員・市町村長らのネットワークを活用する作戦です。
5月30日、田上町であるイベントが開かれました。

■自民党・新人 中村真衣さん
「本日は特別企画。五輪メダリスト・トークセッション。」

県連関係者は「あえて政党色を消した」といいます。本人も参院選には直接触れませんでした。

■自民党・新人 中村真衣さん
「多くの皆さんに支えてもらった分、今度は私が多くの皆さんをしっかりと支えられるように。」

ただ、来場者は分かっているようです。

■来場者
「選挙で金メダル。銀メダルではダメですよ。」
■自民党・新人 中村真衣さん
「そうなんです。」

6月1日には、2024年の衆院選で唯一、比例復活した斎藤洋明衆院議員の集会へ。ここでも、中村さんに〝喝〟が入りました。

■自民党 小林鷹之 元経済安保大臣
「新潟選挙区は銀メダルではダメ。2番じゃダメなんです。1人区なんで、金メダルじゃないと意味がない。」

■自民党・新人 中村真衣さん
「とにかく今、毎日のように県内を多くの皆さんとお会いできるように回っているので、その辺は一番回っているかなと。」


【参政党・新人 平井恵里子さん】
5月25日、JR六日町駅近くの交差点に参政党の新人・平井恵里子さんの姿がありました。

■参政党・新人 平井恵里子さん
「消費税の問題、高すぎます。消費税を段階的に廃止です。消費税0%の時代があったことを思い出してください。」

手伝うのは、SNSなどで参政党を知ったというボランティアたち。ネット戦術に強みがあると自負します。

■参政党・新人 平井恵里子さん
「スマホひとつで何でも検索できる時代ですので、どうか『参政党』検索してみてください。」

2024年の衆院選で3議席を獲得した参政党。
5月、結党以来初めての代表選で再選した神谷宗幣代表は、参院選での躍進を掲げました。

■参政党 神谷宗幣代表
「選挙区で1名、全国比例5名、計6名を目標数として戦ってまいりたい。」

『夫婦別姓の導入』にも明確な反対を訴える参政党。県内を回りつつ、ネットなどで支持拡大を訴えます。

■参政党・新人 平井恵里子さん
「2022年の参院選とは比べ物にならないぐらい、参政党を知ってくださる方も多いので、手ごたえはある。」


広い新潟県で、1議席をめぐる戦い。
党の「強み」と「弱み」を踏まえつつ、どう戦っていくのか。

号砲まで残り1カ月。各党は準備を加速させます。
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