2026.08.10拉致被害者・蓮池薫さん 7日に逝去の母・ハツイさんへの思い「拉致で人生を狂わされた親たちのひとり」【新潟】
中学生を前に自身の経験などを語り質疑に応じる蓮池薫さん
拉致被害者の蓮池薫さんが地元の柏崎市で中学生に拉致の経験を伝えました。蓮池さんは8月7日に亡くなった母・ハツイさんについて「思いを晴らさなければいけない」と語りました。
蓮池ハツイさんは、夫・秀量さんとともに拉致被害者家族会のメンバーとして北朝鮮に拉致された息子の蓮池薫さんらの救出を訴えました。
■蓮池ハツイさん
「私は命を懸けているのです。どうか助けてください。」
2002年の日朝首脳会談の前には、小泉総理に救出を強く訴えたハツイさん。8月7日、柏崎市内の病院で誤えん性肺炎のため亡くなりました。
■蓮池薫さん
「うちの母が2日前に亡くなりました。安らかに眠ったものと思っておりますが、うちの母も北朝鮮指導部の指示による拉致で人生を狂わされた親たちのひとり。その思いは少しでも晴らさなければいけない。今後ずっと私の活動の指針になると思います。拉致被害者の救出にできるだけのことをする、そういう思いをますます強くした。」
蓮池さんは10日、県などが開いた若者に拉致問題への関心を深めてもらう会に参加。県内の中学生を前に、北朝鮮による拉致の問題点や自身の経験などを語り質疑に応じました。
■中学生
「まだ北朝鮮から帰国していない人たちは帰国すると思いますか?」
■蓮池薫さん
「帰国すると思うと同時に、帰国させるためにやることをやらなければいけない。北朝鮮も自分がかわいい、将来のために拉致被害者を取っておくべき(と考えている)。日本はそのカードを使わざるを得ないようもっていかなければいけない。」
■中学2年生
「大切な人といるときに、いきなり拉致されてすごく怖い思いをしたのかと思いました。柏崎で(拉致が)起きたとは実感がなくて今までも知らなかったので、これを柏崎だけでなく日本にもいろんな人にも伝えることが大事だと思いました。」
参加した中学生は拉致問題の広報動画を作成し、11月以降にSNSなどで配信する予定です。