秋深まる奥只見で絶景湖上遊覧
チカポン「私は今、魚沼市に来ているんですが…」
チカポン「見てください!この怪しげなトンネル」
チカポン「一体このトンネルにゴールはあるのでしょうか!?」
魚沼市の奥只見シルバーライン。
およそ18kmに及ぶ薄暗いトンネルは、まさに探検の始まりを予感させてくれます。
チカポン「いやもう、先が見えない…」
そんな、辺境の長いトンネルを抜けると…
そこは、絶景の奥只見湖でした!
遊覧船に乗り込み、贅沢な紅葉狩りへ出発です!
県内30市町村をめぐる、「チカポンの探県日和」。
今回は魚沼市の秘境、奥只見を訪ねました。
奥只見乗船場で出迎えてくれたのは、遊覧船のスタッフ 風間明男さんです。
チカポン「こんな立派な船に乗せていただけるんですね!」
風間明男さん(奥只見湖遊覧船スタッフ)「そうですね。ファンタジア号と言います」
チカポン「パチパチパチ(拍手)ファンタジーだもん!」
風間さん「ミシシッピ川を走っていた船をモデルに作った外輪船です」
チカポン「へー」
チカポン「うわー」
3階建ての船内は一度に300人が乗船可能。
デッキに上がると、360度のパノラマが広がります。
チカポン「すごーい!めちゃくちゃきれいですね」
チカポン「いってきまーす!」
風間さん「テープはないですけど(笑)」
チカポン「はははは」
目的地の銀山平まで、およそ40分の船旅が始まりました。
チカポン「今年の紅葉はどんな感じですか?」
風間さん「現在の色づきは8~9割の色づきです。赤と黄色と緑のコントラストが奥只見の紅葉の特徴になります」
風間さん「特に、水際は非常に色づきが良いです。本当に奥只見は船でご覧いただく紅葉が一番きれいだと思われます」
チカポン「そうですよね。見る角度によって全然違いますし」
風間さん「そうですね」
チカポン「勉強になりますね」
乗客「はーい」
出発して10分ほどで、あるものが見えてきました!
風間さん「今細々と流れているあの滝が幻の滝といわれている滝です」
チカポン「あー、本当だ!」
しかも、この滝、雨が降った翌日に現れる特別な滝なんです!
チカポン「なんて良い日に来られたのでしょう!私は」
風間さん「そうですね。雨が降らないと見られないですから」
その日の天候で景色が変わるのも、奥只見湖の魅力です。
途中、風間さんの計らいで、操舵室へと案内してもらいました!
風間さん「ピンクのイスへどうぞ」
チカポン「え、本当にいいんですか?」
突如始まったのは、チカポンの船長体験!
風間さん「じゃあ、右45度まで回して」
チカポン「いいんですか?45度ってどのくらい?」
風間さん「ここまで」
チカポン「あ、ここまで?運転してますよ、私」
風間さん「右に曲がっているの、分かりますか?」
チカポン「あ、曲がってるー」
チカポン「え、これ、もしかして私が右に曲げた感じですか?」
風間さん「…。(頷き)」
チカポン「船長さん、この仕事のやりがいはどんなところ?」
石田英之さん(奥只見湖遊覧船 船長)「楽しいですよ。四季の移り変わりは見られるし」
石田船長「お客さんに来てもらって『うわー、きれい』と言ってもらえると非常にうれしい。そういうところがファンタジア号に乗っていて良かったなと思いますね」
チカポン「さすが船長さん!」
再びデッキへ戻ると、目の前に迫っていたのは、日本二百名山、荒沢岳。
雲が掛かっていなければ、中腹にある万年雪を拝むことができますよ。
チカポン「売れますように」
風間さん「大丈夫。売れてます」
チカポン「ありがとさん」
自然の美しさに魅了された40分の湖上遊覧。
贅沢な時間はあっという間に過ぎていきました。
風間さん「これから高い山には雪が降ってきて、雪と紅葉を一緒に楽しめる」
風間さん「あとわずかではありますが、またぜひお越しください」
奥只見湖遊覧船
魚沼市湯之谷芋川字大鳥1317-3
025-795-2242
今年のファンタジア号の運航は11月6日(水)まで