清流が育むユニークなお魚
平成の名水100選に指定される関川村の荒川。
![](https://www.uxtv.jp/wp/wp-content/uploads/sites/65/2020/08/20200822-Tanken02.jpg)
その荒川に注ぐ数々の支流も清らかな水をたたえています。
チカポン「いた、いた、いた、いた、いた!あ、これ、さっきの?」
「さっきの」
そんな清流でしかお目にかかれない魚、カジカ。
そのフォルムとは裏腹に、お味は絶品でした。
県内30市町村をめぐる、「チカポンの探県日和」。
残り少ない夏を、関川村で満喫します!
チカポン「こんにちは、チカコホンマと申します」
訪ねたのは、地元のカジカ捕り名人、加藤克徳さん。
加藤克徳さん(カジカ捕り名人)「ようこそ、かじか谷へおいでくださいました」
チカポン「え、かじか谷っていうんですか?」
加藤さん「そうです、かじか谷」
チカポン「すごい!カジカってものが地名に付いちゃっているんですね」
加藤さん「それだけカジカがいる土地なんだと思います」
![](https://www.uxtv.jp/wp/wp-content/uploads/sites/65/2020/08/20200822-Tanken15.jpg)
高まる期待を胸に、カジカのいる大石川へと向かいますが…
チカポン「え、ちょっと待って」
チカポン「めちゃくちゃ流れ、速くないですか?」
加藤さん「速いです」
チカポン「しかも濁ってません?」
実は、前日の雨で濁ってしまった大石川。
果たしてカジカ捕りはできるのでしょうか。
加藤さん「水が増えたときの捕り方が昔からある」
![](https://www.uxtv.jp/wp/wp-content/uploads/sites/65/2020/08/20200822-Tanken22.jpg)
いな網と呼ばれる専用の網を固定し、川底を刺激して、
カジカを追い込む「濁りすくい漁」。
増水したとき、普段石の下にいるカジカが、
流れの遅い川べりに集まる習性を利用した捕り方です。
格闘すること10分…
加藤さん「ガサガサ!ガサガサ!」
チカポン「せーの、あー!いたいたいた!捕れましたよ!」
チカポン「わー、さすが名人!」
ついに、清流に住む魚、カジカちゃんをゲット!
石の色に擬態することから川のカメレオンとも呼ばれます。
チカポン「GASA!GASA!GASA!GASA!」
徐々にコツをつかみ始めた私。華麗なステップを披露すると…
![](https://www.uxtv.jp/wp/wp-content/uploads/sites/65/2020/08/20200822-Tanken36.jpg)
チカポン「いたいたいた、おー、うれしー。自分でガサガサして捕ったカジカちゃん、違いますね。うれしいですね」
その後も次々と網にかかる、まさかの展開。
チカポン「こんなにたくさんのカジカが捕れるって、やっぱり自然が豊かなんですね」
加藤さん「きれいなところにいる魚だから、やっぱり水がきれいなんだよね。それだけは言える」
チカポン「なるほど」
加藤さん「ここで育ったオレも、きれい、あのー、ね?」
チカポン「このカジカちゃん、おいしそうには見えないんですけど…」
加藤さん「でもね、おいしいんですよ」
チカポン「おいしいの?」
![](https://www.uxtv.jp/wp/wp-content/uploads/sites/65/2020/08/20200822-Tanken45.jpg)
チカポン「こんがりと焼けてますね」
加藤さん「焼けましたね」
大自然の中でいただくのは、カジカの串焼き。
![](https://www.uxtv.jp/wp/wp-content/uploads/sites/65/2020/08/20200822-Tanken48.jpg)
チカポン「いただきます。うん!身がほろほろ。とても優しいうま味が詰まっていて、怖いお顔からは想像できないような上品なお味」
![](https://www.uxtv.jp/wp/wp-content/uploads/sites/65/2020/08/20200822-Tanken51.jpg)
加藤さん「これを食べて、子どもの頃はこれで遊んでずっと見てきた魚なので」
加藤さん「清流を守ってカジカがいつまでも住める川をずっと見ていきたい」
きれいな川に心も洗われました。
カジカ捕りには遊漁券の購入が必要です。
荒川漁業協同組合
0254-62-1163
<カジカ料理>
村内の一部旅館で提供 (要 問合せ)