教訓の地でいざという時に備える
毎月ひとつの市町村を掘り下げる探県プロジェクト、
今月の舞台は小千谷市。
錦鯉発祥の地として世界的にも有名ですよね。
チカポン「こわいー、めちゃくちゃ怖かったー」
そして忘れてはいけないのが、16年前に起きた中越地震。
教訓の地で、いざという時の心構えを学びます。
県内30市町村をめぐる、「チカポンの探県日和」。
今回は小千谷市を訪ねました。
伺ったのは、おぢや震災ミュージアム「そなえ館」。
スタッフの堀澤さんが出迎えてくれました。
チカポン「こちらは、どういった施設?」
堀澤淳司さん(そなえ館)「中越地震でどんなことが大変だったのかを知ることができたり、どこで起こるか分からない地震に対してどのような準備ができるのかを学んでもらう施設」
まず初めに案内されたのは…
チカポン「えー、すごい!映画館みたいな感じですね」
地震発生当時を再現した3D映像が見られるシアター。
この座席にちょっとした仕掛けがあるんです。
チカポン「あー、もう怖いよー」
映像を見ながら体感できるのが、中越地震で起こった3度の揺れ!
倒壊した壁やガラスから出るほこりの臭いなどもリアルに再現され、
身をもって地震の恐ろしさを知ることができます。
チカポン「えーん。死ぬかと思った」
チカポン「3回揺れたという情報は知っていたが、想像をはるかに超えてとても怖かったです」
堀澤さん「あれだけの揺れが立て続けに起きると、その瞬間は何もできないということを分かってもらいたい」
続いて目に飛び込んできたのは、衝撃的な情景。
堀澤さん「小千谷市内でも大きめの集合住宅がありました。その中の様子を再現した場所」
堀澤さん「転倒防止対策がされていれば、もしかしたらここまでにならなかったかもしれない。そのあたりも見ていただいて教訓として活かしてもらいたい」
他にも、体育館での避難生活や仮設住宅の様子が再現され、
復興の歩みを時系列で学べるようになっています。
堀澤さん「チカコさん、こちらは体重制限があるんですが…」
チカポン「120kg…ギリギリセーフですね」
チカポン「テレビでは90kgと言っているんですが、
本当は98kgなんです。ヒミツで」
こちらは、地震の横揺れを体験できる部屋。
今後想定される南海トラフ地震、高層ビルの30階で遭遇すると、
チカポン「なにこれ、あー酔うわー。酔ってきたー」

堀澤さん「建物の高い場所ではゆっくり大きく揺れる」
チカポン「実際にもしあの場にいたら何ができるか考えちゃいますね」
堀澤さん「大きな揺れや被害の大きさを知っていただいて、どんな準備ができるのか、家族と話して地震に対する備えを行動してほしい」
チカポン「普段、普通の日常を過ごしていると忘れがちだけど、改めて家に帰って何かしら一つ備えをしておこうと強く思いました」
おぢや震災ミュージアム そなえ館
小千谷市上ノ山4-4-2
0258-89-7480
<見学無料>
