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2024年07月19日(金)本日の番組表

2023/08/09

負けたのに
何だか とっても爽やかな とっても温かな気持ちになった。

ナイスゲーム

もちろん 勝たせてあげたかった。
でも

こんなにも心が震える試合を久しぶりに味わえたような気がする。

序盤こそ
初出場らしく 地に足のついてないプレーが出て

『やっぱりダメか!』

と不安になった。

でも 中盤以降は和歌山代表に一歩も引かない戦いぶりだった。

何より選手としての個性が光り バッターボックスでの表情も豊か
一人一人がやってくれそうな 期待を持てる選手へと成長していた。

そして試合終了後の整列時
ほぼ全員が甲子園の土でユニフォームが真っ黒。

9人でやる野球から20人でやる野球へ

新時代を切り開いていく『猛暑の甲子園戦法』

旅川監督

凄い財産を選手からもらいましたね。

来年以降の東京学館の活躍を期待し
この試合からの学びを県内の他チームも共有し
切磋琢磨を期待したい。

それにしても最高にエキサイティングな試合だった。

本当に選手諸君

ありがとうございました。


2023/08/07

熱戦が続く甲子園

時代とともに甲子園での戦いも少しずつ変化してきた。
球数制限や、タイブレーク、5回終了後のクーリングタイムなど、
医科学の発達や、気候変動等を考慮しながらアップデートされてきている。
大会の真夏開催についても様々な意見があり、今後も議論が続いて行くことだろう。

大切な変化とは別に、
甲子園球児のファッションもずいぶん変わってきている。

つばがまっ平らな帽子や、ほとんどかがりが見えないストッキング。
パッツパツの七分袖のアンダーシャツに白いスパイク。
胸のマークは昇華プリント。

何より、ほとんどスパッツと言った方が良いと思うほど短くてぴったりとしたパンツ!

体格の良い選手は、窮屈で股関節の可動域を狭めていやしないかと
心配になるほどの小ささである。

『上はXL、下はSです。』

そんな選手が 今風なのだ。

高校から大学、社会人野球、プロ野球とカテゴリーが上がるごとに、
パンツがゆったりとゆとりのあるものになっていく。

何とも不思議な現象ではないか。

『誰か逆らって、ドカベンの殿馬みたいにダボダボのパンツで、
ズラッとバッターボックスに入る選手いないかなぁ?』

同じファッションで、同じように食トレとウエイトトレーニングで鍛え上げた
いかつい身体に、あまり興味が湧かない。
近未来のロボコップのようで—。

さぁ いよいよ学館の初戦が近づいてきた。
主将の笑顔が試合でも見ることができ、中盤まで互角の試合展開ならば、
久々の新潟の勝利が見えてくるはず!

監督も、選手もわかっているはず

『甲子園の一勝は、甲子園行きを決めたことの100倍嬉しい』
ことを。

勝利を心から祈っています。


2023/08/01

初出場のチームにとって、甲子園大会のグラウンド見学会や、
抽選会、その後の記者会見、開会式リハーサル、
そして開会式、相手校監督との会談といった公式な行事。

その他、新潟県人会との会や、後援会との会合、等々。

新潟にいる時以上に忙しい中で、相手校の情報収集や、
雨の場合の室内練習場の確保等、やることは満載である。

100のリラックス無しに、100の集中が得られるわけがない。

監督も選手も、忙しさと緊張感が、リラックスした心を固くしていく。
慣れないホテル暮らしも後押しし、試合への集中をむしばんでいく。

甲子園の魔物は、知らない間に心に住み着こうとしている。
リラックスを忘れた心に!

次の試合へのリラックスの為に、『大阪のオバチャンゲーム』というのを考案し、
選手たちにやらせたことがある。

『今日は午後からオフとする。好きなものを食べに行って来なさい。
そして1人千円で何か大阪のオバチャンのように値切って買い物をしてきなさい。
アイデアが豊かでより値切って買い物をしてきたものを表彰します。』
面食らった様子ながら、楽しそうに数名ずつのグループで市中へと繰り出した。
『それ、まけてくれへんか?』
下手な関西弁を操る坊主頭の面々。

夕食の席は、笑いと歓談、
リラックスした最高の笑顔が並んだことは言うまでもない。

次の試合へのリラックスが、2つ目の勝利を運んでくれたと確信している。

東京学館新潟の選手の皆さん、
1勝し、長い大阪でのホテル暮らしを満喫してきて下さい。
そんなモチベーションがあっても良いはず。

ジャー!ジャー!と熊蝉の鳴き声が響く、熱い大阪が懐かしい。


2023/07/25

歴史を変える出来事は、
やはりミラクルな奇跡にも似た想像を越える力が必要なのだろう。

心折れそうな序盤の劣勢を、大胆な継投と代打陣の安打によって挽回していく。

エース番号を背負った涌井投手も、躊躇なく変えるその采配に、
旅川監督の選手への強い信頼を感じた。

『初優勝 本当におめでとうございます。』

それにしても凄まじい集中力

9回の逆転劇は、後のない負けたら終わりの『高校野球の醍醐味』そのものだった。

あと1アウトまで追い詰めながら敗れた中越の戦いも見事だった。

大会に入る前、

『この大会は、2番手投手のできが勝敗を左右する大会となる。』

予感が的中したように思われるが、それは違う。

9回に同点とされた尾身投手は、昨年秋の大会は制球力不足の投手だった。
この春も克服できてはいなかった。

しかし、彼はおそらく、懸命に自分と向き合い、猛練習を繰り返してきたに違いない。

8回のピンチを救い、9回も任されるまでに成長したのだ。

結果は敗れはしたが、本田監督の信頼を得るところまで成長したのだ。
そして、四死球で崩れたのではないのだから—。

きっと、必ず、尾身投手はこれからの人生の中で本田監督の期待に応えてくれると思う。

いや、応えなければならない。

尾身投手、そして、力投空しく敗れた野本投手の今後の成長を、大いに楽しみにしている。

人生はこれからだ!


2023/07/23

高く険しい壁がある。

初の甲子園を目指す学館の挑戦。

初代監督から続くその挑戦は
日付をまたぐほど練習し、日の出とともに練習した。

鍛練の日々も空しく、幾度となく悔し涙を流してきた。

『何が足りないのか?』

『何が間違っているのか?』

今年までの10年間、新潟県代表の座は文理と中越が独占。

準決勝からの戦いに際立つ強さを見せてきた。

今日も加茂暁星の前に立ちはだかり、2点のビハインドを苦もなく逆転し、突き放す。

甲子園を見据えたピーキングの上手さは、経験しているチームにはかなわない。

業界でよく言われる言葉

『甲子園は、見えてからが難しい。』

どうしたら?

甲子園を見ないこと。
甲子園を意識しないこと。

『9イニングを戦い抜いたら勝っちゃっていた。』
くらいが丁度いい。

『甲子園に呼んでもらえる1日を。』

いや、それでも意識してしまうなら、

『もう野球の神様は、どちらを甲子園に迎えるかは決めている。
だから心配しないで思う存分楽しもうや。』

時として、強い意志は固さとなり、こわばりを生む。

学館の挑戦は、初出場を目指す全ての高校の力も得ていると思えば良い。

今年の決勝戦も目が離せない。


2023/07/21

高校野球の面白さ満載の準々決勝。
ここまで3試合、全て1点差の勝利。
監督の采配を含め紙一重の試合が続いている。

観ている高校野球ファンにとって、たまらなく楽しい試合は、
監督にとっては神経を使い、気を配り、体力を奪われていく、
たまらなくしんどい試合となっている。

この試合のために、この局面の為に、この一球の攻防の為に、
隙なく練習を積んできたはず。

『大丈夫 選手はわかっている!』

そんな気持ちが揺らぐようなシーソーゲーム。

ずっと感じてきた事。

それは、ベスト8までは、監督が選手を、引っ張って引っ張って何としても勝たせる事。

檄を飛ばし、喝を入れ、遮二無二、貪欲に勝利を目指す。

大丈夫!

しんどい試合はここまで!

準決勝からは、選手が監督を引っ張っていってくれる。

選手が、監督の期待以上の力を発揮し、憧れの聖地に導いてくれる。
そんな感覚が絶対に必要だと思うのである。

野球の神様に好かれ、導かれるのは監督じゃなく選手たちだと。
だから、導かれる選手たちの邪魔をしてはならない。
後ろから息を殺してついて行く。
いや、笑顔でついて行くって感じだと・・・

準々決勝 最後の試合、高田北城 対 中越
3回終了して1対1、
ベテラン監督同士の熱い戦いが続いている。

明後日の朝、
試合前取材で、柔らかな監督たちの笑顔に会いたい。


2023/07/17

大矢準輝 投手

171センチ62キロ 左投げ左打ち 新発田中央2年生

力投は実らなかった。

戦前の予想をくつがえす素晴らしい試合。

1回、2回と見ているうちにその投球の虜となった。

遅い変化球を低めに、延びのあるストレートを高目に、そして小さな変化球を左右に。

高低、左右、そして奥行き。

その巧みな投球に舌を巻いた。

第2シード・加茂暁星の強打線に立ち向かい、ひょうひょうと凡打の山を築いていく。

大会展望号を見て驚いた。
取材を受けたのは6月か?
その段階では名前もないのである。

スピードガンの数字に一喜一憂し、マッチョな体で力任せに投げる昨今の投手たち。

投球術という言葉はまだまだ死語とはなっていない。
術を身に付け、強打者を無力化していく。
大矢君の投球は「術」そのものだ。

平成2年夏の大会、翌年度初出場を果たす前年、
甲子園の空気を肌で感じたくて、夜行列車に乗り込み、
朝から灼熱のスタンドで見たこともない投球を目撃することとなる。

秋田経法大附 対 育英の試合

この試合の秋田経法附の中川君の投球は圧巻だった。
その配球術の凄さは今も脳裏に焼き付いて離れない。

『大矢君、ピッチングで一番大切なことは何?』

試合の直後にどうしても聞きたくてベンチ裏で尋ねた。

『打者に立ち向かうことです。』

爽やかにニッコリと微笑んだ。

来年、さらに成長した姿を見せてほしい。


2023/07/15

夏の大会の敵とも言える、梅雨による順延。

時として思ってもみない番狂わせを起こしたりする。

1日伸びる毎に心のスタミナと集中力が奪われていく。
頭ではわかっているはずの、追われる立場の難しさ。

優勝候補筆頭の帝京長岡の敗北は、そんな蒸し暑く、
重苦しい空気と重圧が作った魔物に、やられたに違いない。

前評判の高い私立の甲子園を目指した大会、
今日、帝京長岡を破る金星を上げた長岡のように、
公立が立ちはだかることで大会が盛り上がり、
他の公立勢を鼓舞し勇気を与えていく。

『俺たちもやれる。』

そう。

丸いボールと丸いバットが織り成すドラマは何が起こるかわからないのである。
真っ正面の打球がイレギュラーすることも、
火を吹くライナーが、正面に飛ぶこともあるのだ。
だから面白くて、難しい。

やる前から気持ちが負けていては、野球の神様は決して微笑んではくれない。

仲間を信じ、監督を信じ、そして自分を信じて全力で立ち向かう。

『打倒私立』

聞こえは良いけど、あまり好きではない言葉。

相手の力は関係ない。

本当に打ち克つべきは 、己れの弱気

『どことやっても、俺たちは絶対に負けない。』

さぁ明日も最高にエキサイティングな試合を期待したい。


2023/07/10

梅雨開けまで今少しかかりそうな蒸し暑い中、
いよいよ強豪校も出陣となる。

2回戦屈指の好カード、関根学園対加茂暁星を見に行った。
今年の夏の大会の興味の一つは、
初の甲子園切符をかけた私学勢の熾烈な争いである。
帝京長岡の昨夏の準優勝で、益々ボルテージが上がってきた。
初の甲子園を目指す私学の力は、日本文理、中越、新潟明訓という
甲子園経験校との差を、ここ数年で一気に縮めてきたように思えるのだ。

関根学園が、東京学館が、新潟産大附属が、
そして昨夏の帝京長岡が決勝戦に駒を進め、
甲子園まであと一歩と迫り、我先にと競い合う。
決勝戦に駒を進めた4校以外の高校でも、
今大会優勝候補の一角を担う加茂暁星や北越、その他の私学も
近年本当に力をつけてきている。

私学の野球部強化には、様々な取り組みが必要となる。
練習環境の整備、優秀な選手の獲得、
遠征や合宿などの費用、学校の理解等々、
もちろん、それぞれの学校には事情の違いがあることは
十分理解している上で言わせてもらうならば  
一番肝心なのは、関わる全ての人々の心の連携だと思っている。

一枚岩になる!
簡単なようで最も難しい。

監督とコーチ、そして選手、
その輪の周りに部長、保護者、そしてOB会の面々、
その輪の周りに学校の先生方や地域の方々、同窓会の方々、

野球部の強化とは、こうした教育現場の成熟と連携を目指して行くことでもあると思う。

心の連携を引き出すには、やはり一戦でも多く勝ち上がる事の力を忘れてはならないと思う。
(もちろん優勝に勝るものはないが)
勝つことで様々な方向を向いているベクトルを、同一方向に向けることができる。

勝利におごることなく勝利に感謝することが大切と思うのである。

不断の努力によって、こうした同心円の輪を維持発展していかなくてはならないことは
言うまでもない。

今年こそ

私学の熱い戦いに注目だ!


2023/07/06

ファンファーレが高らかに鳴り、開会式が始まった。
何でだろう?
涙が止まらない。
潤んだ目の先に、不器用に、緊張気味に、
少しだけ誇らしげな選手たちが滲んで見えた。

様々な思いが去来する。

甲子園への道を閉ざされた先輩
誰もいないスタンド、応援の声のない中での戦い
手拍子だけの応援

大会以外の野球部の活動も、遠征の中止や、活動それ自体の自粛や時短。
いや、学校生活で一番大切な入学式や、卒業式、
普段の授業ですら、中止や縮小を余儀なくされてきた選手たち。

確かに、新型コロナの5類移行により全てが緩和されてはいる。

だが、行進を見ながら、ウクライナ戦争の報道で、
泣きじゃくりながら親を探す子供の映像や、
別れる父親の頬を平手で叩きながら嗚咽する子供のことが
重なって見えたのは私だけであろうか?

大きく変貌を遂げようとする社会
不安定で、予測不能なこれからの世の中

だからこそ指導者は、高校野球から学ぶことの意義と意味を、
自信を持って選手たちに伝えていかなくてはならないと強く思うのだ。
時代を読み、アップデートしながらも、
伝えるべきことでは妥協すべきではないと思う。

敗けの美学を持つことなく、一戦でも多く勝ち上がり、
勝ってしか学べないことを伝えるべく試合に挑もう!

指導者にとっても学びの舞台なのである。

大会歌が流れた。
ずっと変わらないその歌を、少し涙ぐみながら口ずさんだ。


2023/07/01

大学の自分の部屋から野球部練習場までは、
歩くと15分位かかるので、車での移動となる。
リーグ戦の戦績があまり芳しくない時や、持病の腰痛が出ている時、
重い足取りで車のドアを開け憂鬱な気持ちを引きずりながらハンドルを握る。
でもそんな自分に活を入れてくれる、
素晴らしい人が笑顔とともに駐車場の横にいてくれる。
交通指導員として、警備会社から派遣されているその女性に
毎日のように励まされ、いたわられ、癒される。

8年以上の長きにわたり、冷たい雨の日も、横殴りの雪の日も、灼熱の夏の日も、
本当に毎日、朝から夕方まで彼女はいてくれるのだ。

そして、私にだけでなく、行き来する学生一人一人に、
優しく愛情に満ちた挨拶と短い会話を交わしている。

彼女を知った日から、彼女のつらそうなそぶりも言葉も見たことも聞いたこともない。
ハンドルを握りながら、いつも自分のふがいなさを恥じ、自分に活を入れる。

グラウンドで待っている学生に、彼女のように愛情に満ちた心で指導しなくてはと、
いつも反省しながら、彼女の会釈に最敬礼で応えて車を走らせている。
交通指導員の仕事は、大学の周りの道路で事故が起きないことで十分なはず。
でも、彼女を見て学んでいる学生は多いはず。
我々野球の指導者は、いったい何を彼ら選手に伝えているのだろうか?

監督だってコーチだって、凍える冬も、灼熱の夏も
選手とともに歯を食いしばって練習に出てきたはず。
3年生の最後の大会でいったい何を伝えていこうとしているのだろう?

甲子園出場と同じくらいに、いやもっと大切な何かを!


2023/06/24

暑い夏の戦いの幕が上がろうとしている。
あの大会史上、最高の投手戦だった昨年夏の決勝を、
今も鮮明に記憶されている方々が多いに違いない。
延長となっても急速が140キロを越え、コントロールはむしろ
後半戦になるにつれ正確無比となっていった。
決勝を投げ合った二人が共にプロ野球ドラフト上位指名となる一戦は
本県高校野球界に多くの財産を残してくれたと思っている。

そんな一戦を受けての夏
果たしてどんな大会となるのだろうか?

春の大会の決勝戦、
帝京長岡対加茂暁星の一戦は乱打戦の末、帝京長岡が制した。
両軍エース共に疲れを隠せず打ち合いとなった一戦だが
共に2年生エースということでやむを得ない感はある。
優勝した帝京長岡のエース茨木君は、
言わずと知れた阪神に入団した秀俊君の弟だ。

先発して7失点の内容だが、
芝草監督の3年夏までを見込んだ投手育成の妙を垣間見た。

“良い選手”にするなら、傷が深くなる前に変えたはず、
“強い選手”にするために、2年生の春にやるべきことがあるのだ。
どんなに疲れていてもエースはマウンドの上ではその疲れを見せず、
打たれても腐らず投げ抜く経験を、公式戦で積む必要がある。
3年生のために戦う2年の夏や、選抜を目指す2年の秋ではできない貴重な経験。
7回に疲れきった中でコントロールよくゼロに抑えたところで降板。
帝京長岡の投手育成は素晴らしい。

この夏の大会はズバリ言って 
『2番手投手のできいかん』
だと思っている。
特に3年生投手の2番手である。
エースを支え、目立たないけどチームの勝利に大きく貢献する。
そんな2番手投手が必要な大会となりそうだ。

今年の夏の投手たちの昨年に負けない奮起を期待している。

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