2025.05.16「声が聞こえて」じーっと見たら…川に流された子ども発見!通報が命救う 男性に感謝状【新潟】
警察に通報、救助につなげた笠井敦さん
通りかかった人の迅速な通報が、子どもの命を救いました。5月1日、新潟市南区で川に流されている子どもを発見して警察に通報、救助につなげた男性に警察から感謝状が贈られました。
5月1日午後2時半ごろ、新潟市南区の中ノ口川に流されている子どもを警察官が救助している様子です。警察官が飛び込み、浮輪をもって子どもに近づき救助。命に別状はありませんでした。
流されている子供を見つけ通報したのは、近くに住む笠井敦さん(70)です。当時、堤防を散歩中でした。
■笠井敦さん
「150mくらい先のところで声が聞こえて、じーっと見たわけ。カモかなと動くものをじーっと見ていたら、そこからジージーと聞こえた。これは子どもが流されていると。」
すぐに警察に通報した笠井さん。電話をつないだまま子どもを見失わないように追い、通報場所から約500m離れた高井橋付近で駆けつけた警察官と合流しました。7歳の男の子は、通報から7分後に無事救助されました。
16日、新潟南署は笠井さんに感謝状を贈りました。
■笠井敦さん
「(子どもを)引きあげたときに、子どもが泣いていた。泣いたときにああ助かったと、それが一番良かったですね。」
救助された子どもは、両親とともにお礼を伝えに来たそうです。
■笠井敦さん
「ひとつの命を救ったのかなと思って、家族にも話して良かったねと。家族みんなで喜んだ。」
■新潟南警察署 中川智之地域課長
「的確な通報があって、警察官も子どもも無事で良かったと思っています。これから暖かくなって川遊びや海に行く家庭も多いと思いますけれど、子どもの動向に気をつけていただいて、注意を払って水難事故のないように注意してもらえれば。」