2025.05.15制度開始から1カ月「マイナ免許証」県内で約4200人が取得【新潟】
マイナ免許証のメリット
マイナンバーカードと運転免許証が一体化した『マイナ免許証』の制度が始まってから1カ月が経過し、県では約4200人が取得しました。県警は、利用実態にあわせて一体化するか検討してほしいと呼びかけています。
マイナンバーカードは、ICチップに免許証用の顔写真や番号などの情報をひもづけることで、“運転免許証”として利用できます。①従来の免許証のみ、②マイナ免許証のみ、③従来の免許証とマイナ免許証の両方を持つ、3パターンから保有形態を選ぶことができます。
一体化の交付開始から1カ月あまりが経過したなか、聖籠町の運転免許センターでは免許更新とともに、マイナンバーカードと一体化する手続きをしている人の姿がありました。
■一体化の手続きをした人
「スピーディーでとても簡単でよかったです。」
警察庁によると、県では4月末までに4276人がマイナ免許証を取得しています。
■一体化にした人
「更新の手数料が安いというのと、1枚で何枚も免許証を持っていたり、マイナンバーカードを持つことが無くなるから一体型でいいなと。」
マイナ免許証にすると、住所や氏名の変更手続きを自治体の役所などで行うこともできるほか、免許の更新手数料も従来のものに比べて約700円安く済むなどのメリットがあります。
一方で・・・
■まだ取得せず
「秋になると(また)更新しないといけないという話から、普通の免許証の更新だけにしたい。」
現在のシステムでは、マイナ免許証を取得後にマイナンバーカードを更新しても免許情報が引き継がれません。システムは秋ごろに改修される予定ですが、警察庁はマイナンバーカードの有効期限が近い人は、更新手続きを済ませてからマイナ免許証に一体化するよう呼びかけています。
■県警運転免許センター 山﨑和也センター長補佐
「マイナ免許証のみにする・従来の免許証のみにする・マイナ免許証と従来の免許証2枚持つ、それぞれの利用実態に合わせてご検討いただきたい。」
一体化の手続きは、県内では聖籠町の運転免許センターなど4カ所で行っています。