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2024.03.27「日朝会談」巡る北朝鮮の談話 拉致被害者家族らの期待と不安 北は一転「拒否」も【新潟】

「日朝会談」巡る北朝鮮の談話 拉致被害者家族らの期待と不安 北は一転「拒否」も【新潟】
特定失踪者家族も日朝会談の実現を期待(25日)
北朝鮮の金与正(キム ヨジョン)氏が25日に「岸田総理が首脳会談の意向を伝えてきた」などとする談話を公開したことに、拉致被害者の家族や関係者は日朝会談の実現を期待するコメントを寄せました。しかし、日本政府が「拉致問題」にこだわる姿勢を見せると、一転、26日になって会談を拒否する談話を発表しました。

金与正氏は25日、朝鮮中央通信を通じて公開した談話で「岸田総理が『早期に金正恩総書記と直接会いたい』との意向を伝えてきた」と明らかにしました。
拉致被害者の横田めぐみさんの弟で、家族会の横田拓也代表は「両国が抱える人道問題解決に向けて、金正恩委員長の勇気ある英断を期待する。全拉致被害者の即時一括帰国の要求の水準を下げることは出来ない」などとコメントしました。
めぐみさんの母・早紀江さんも「失敗しようと『動いていく形』が出来てこないと何も動かない。交渉をしないことには何も動かないし始まらない。少しでも動いていけばと願う。もう本当に時間がないですから」などとコメントを出しました。
また、新潟市西蒲区出身で、北朝鮮による拉致が疑われる特定失踪者・大澤孝司さんの兄・昭一さんは。「いつ日朝首脳会談をする気持ちになってくれるかなって関心を持っていたがそういう気持ちを持っていたと感じた」と話し「日朝間で妥協しあいながら、動く気配が出てくれればと思っている」と日朝会談の実現を期待しました。

しかし、25日に発表した談話で与正氏は「首脳会談の開催に向けて日本は拉致問題に固執すべきでない」などと要求していて、これに対し、日本政府は「拉致問題は解決済みとする北朝鮮の主張を受け入れられない」としました。
この政府の対応を受けて与正氏は26日に再び談話を発表。「新たな朝日関係の第一歩を踏み出す勇気が全くない」と反発しています。さらに、岸田総理が首脳会談に意欲を示すのは「史上最低水準の支持率を意識したもの」と指摘し、「政略的な打算に朝日関係が利用されてはならない」と主張しました。その上で「いかなる接触も交渉も無視し拒否する。首脳会談は関心事ではない」と一蹴しています。
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