2025.05.20【プロ野球】プロ野球界最小の男が大きな活躍!上越市出身・滝澤夏央 覚醒の兆し【新潟】
プロ4年目、上越市出身の西武ライオンズ・滝澤夏央選手
プロ野球開幕から2カ月弱が立ちましたが、今シーズン存在感を示す県内出身選手がいます。それが上越市出身の滝澤夏央選手です。覚醒の兆しを見せる滝澤選手のここまでの活躍を振り返ります。
プロ4年目、上越市出身の西武ライオンズ・滝澤夏央。いまプロ野球界で最も小さい164cmながら、今シーズンレギュラーを獲得し活躍し続けています。
滝澤は、2021年に関根学園高校から育成ドラフト2位で西武に入団。1年目で早速支配下に登録されると、即1軍スタメンでお立ち台に上がる活躍を見せ、衝撃デビューを飾りました。
■滝澤夏央選手
「地元の人にも一つ恩返しできたかなと思うので、これからももっとプレーで恩返しできるように頑張りたい。」
しかし、その後は代走や守備固めなど途中出場が続き、2軍で試合経験を積む日々もありました。
■滝澤夏央選手
「本当に悔しい思いをたくさんしたので、来シーズンは1軍にいて結果を出せるように地元でしっかり準備して(西部の本拠地)所沢に行ければ。」
迎えた4年目の今シーズン。
WBCでも活躍した源田がケガで離脱すると、シーズン序盤から得意の守備でアピールし、ショートのレギュラーに定着します。その中で、新たな武器にも磨きがかかりました。
それが-
意表を突く「バント」。この小技を武器に、源田が復帰した後も2番・セカンドでレギュラーの座を守ります。その滝澤の持ち味が、いかんなく発揮された試合があります。
先週17日(土)、ホーム・オリックス戦。この日も2番・セカンドで出場すると、まずは第1打席・ライト前に運び早速ヒットを放ちます。5回の第3打席では鮮やかなセンター前ヒット。さらに同点で迎えた9回ウラ。絶対に出塁したい場面で、見事なセーフティバントを決めてガッツポーズ!その後、得点とはならなかったものの盗塁を決めるなどチームに貢献します。
さらに守備でも。延長の大事な場面でチームを救うファインプレー。この日は、これだけでは終わりませんでした。
2-2で迎えた10回ウラ、2アウト満塁。一打サヨナラの場面。
■滝澤夏央選手
「自分が絶対に決める気持ちで。」
劇的なサヨナラタイムリー。さらにプロ初の1試合4安打。球界で最も小さい滝澤が、これ以上ない大きな仕事をやってのけました。
■滝澤夏央選手
「自分のできることをしっかりやって、次のバッターにつなぐのが自分の仕事だと思っているので、まだまだこれから自分自身も勝ちに貢献できるように頑張りたい。応援よろしくお願いします。」
覚醒の兆しを見せた滝澤、今シーズンのさらなる活躍に期待です。