2025.05.29【備蓄米】2021年産「古古古米」に期待と不安、中小スーパーなども対象に【新潟】
随意契約対象を中小規模のスーパーなどにも拡大、30日に受付開始
5kg1800円の備蓄米は、県内の店頭にも並ぶのでしょうか?農水省は、備蓄米の随意契約について対象を中小規模のスーパーなどにも拡大すると発表しました。県内スーパーからは期待の声も聞かれる一方で、放出されるいわゆる『古古古米』について消費者からは様々な声が上がっています。
■小泉進次郎農林水産大臣
「ちょっと硬いな。」
29日午後、小泉農水大臣が試食したのは2021年産の備蓄米、いわゆる『古古古米』です。
■小泉進次郎農林水産大臣
「率直に僕はどれを食べてもおいしくいただけます。」
農水省は、備蓄米の随意契約をこれまでの大手小売りではなく、中小のスーパーや精米店に対象を変えて30日にも受け付けを始めると発表しました。対象となる備蓄米は約10万tの『古古古米(2021年産)』。価格は、これまでの2000円をさらに下回る1800円程度になる見込みです。
新潟市西区のスーパー「ichiman」では-
■ichiman 高井栄二朗店長
「うちにその権利があるかどうか分からないが、もし申し込めるのであれば申し込むつもり。圧倒的に店のコメが少ない状況になっているので。」
店頭に出したコメは、毎日夕方には“売り切れ”に。入荷が全く追いついていないといいます。
■ichiman 高井栄二朗店長
「一昨日も問屋から連絡があって、今まで週2回くらい納品してもらっていたのを週1回にしてくれと言われちゃって。新しい仕入れ先を見つけない限り、ずっと少ない状況が続いてしまう。」
備蓄米の精米や袋詰め・保管方法は、申し込みが決まった段階で問屋に相談するということですが、ひとつの懸念は『古古古米』の味です。
消費者は-
■買い物客
「栄養があれば良いと思う。腐ったものじゃないから。毎日食べるものだから、値段の方が気になる。」
「古古古米?食べたことないから。ちょっと味がどうなのかなと。ある程度の年になってくると、少し高くても食べる量が多くないのでおいしいコメを食べたいと思う。」
■ichiman 高井栄二朗店長
「まずはうちのパートさんなど全員で食べてみて、おいしい食べ方が提案できるのであればいろいろ考えながらやっていこうと思っている。」