2025.05.27【大相撲|大の里】教え子の言葉に思わず涙..恩師「スーパースターになって」横綱審議委員会“満場一致”で推薦!“横綱昇進”が確定【新潟】
大の里の恩師 田海哲也さん
糸魚川の地が育んだ第75代横綱が、28日誕生します。日本相撲協会の諮問機関「横綱審議委員会」は、大関・大の里の横綱への推薦を満場一致で決めました。海洋高校時代の恩師は、横綱になる教え子に「スーパースターになってほしい」とエールを送りました。
横綱審議委員会の結論は、わずか6分で出ました。9人の委員に昇進への異論はありませんでした。
■横綱審議委員会 大島理森委員長
「受けて泰然とした相撲と、圧力・前進の相撲。プレッシャーの中で堂々とやりぬいた姿を見て、横綱の諮問を了とすることに委員は一致して『文句なし』という意見でございました。」
これにより、28日の番付編成会議と臨時理事会での〝横綱昇進〟決定は確実に。
知らせを受けた大の里は、喜びを口にしながらも表情を引き締めます。
■大関・大の里
「本当にうれしいですね。また頑張らないとだめだなという気持ちになります。日々勉強だと思うので、またしっかりと『横綱とは』ということを自分なりにしっかりと考えて・追求して・勉強して、また次の場所からしっかりと頑張りたいと思います。」
教え子の昇進を恩師も喜んでいます。
能生中学校・海洋高校で6年間指導した田海哲也さんです。海洋高校は11人の力士を角界に輩出しましたが、ついに〝横綱〟の誕生です。
■大の里の恩師 田海哲也さん
「いいやつなんですよ。人が喜ぶようなことをサプライズするようなアンテナも持っている子。今度会うときは『横綱』とちゃんと言う。」
ちなみに、千秋楽から一夜明けた会見では恩師について-
■大関・大の里
「13日目、東京に行く前に朝から泣いていたという話を聞いた。まだ早いだろうと。」
■大の里の恩師 田海哲也さん
「朝起きたときに『今日、琴櫻戦だ』『(勝てば)13勝・・・優勝だ』と思った。こういう場面を作ってくれたということで、ひとりで涙腺がね・・・。」
もちろん、感謝も忘れていません。
■大関・大の里
「ここまで自分の土台を作ってくれて感謝しかないですし、これからだと思うので自分のことを応援し続けてほしい。」
この映像をみた田海さんは-
■大の里の恩師 田海哲也さん
「幸せです。」
大きく羽ばたいた教え子の未来に、期待を寄せます。
■大の里の恩師 田海哲也さん
「2年・13場所で横綱になるなんて誰も思っていない。想像以上のことをやってくれるので、スーパースターになってほしい。」