真新しい綱を締めて、堂々の土俵入りでした。糸魚川市の海洋高校出身の新横綱・大の里が、30日に東京・明治神宮で奉納土俵入りを披露しました。

5月場所で優勝し第75代・横綱となった海洋高校出身の大の里。30日、東京・明治神宮では相撲関係者が集まり、はじめに横綱への推挙状授与式が行われました。

■日本相撲協会 八角信芳理事長
「大の里泰輝 品格力量抜群につき 横綱に推挙する。」

その後行われた注目の『奉納土俵入り』。

横綱として初めての土俵入りはあいにくの雨となりましたが、社殿の外には多くのファンが詰めかけました。師匠の元横綱・稀勢の里（現二所ノ関親方）と同じ、”雲龍型”を披露。力強い堂々の土俵入りに師匠も太鼓判です。

■二所ノ関親方
「すごく指先までよく神経が行き届いていたと思う。」

唯一無二の横綱へ。
30日の奉納土俵入りから、横綱としての一歩を踏み出しました。

■第75代横綱 大の里
「こういう行事をすべて今日で行うことができて、横綱になったんだなという実感がわきました。しっかりできたと思うので、また続けていきたい。」