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2025.05.28【特集|大阪・関西万博】出展の県内企業を取材 テレビ初潜入も!新潟の「未来の食」を徹底調査【新潟】

【特集|大阪・関西万博】出展の県内企業を取材 テレビ初潜入も!新潟の「未来の食」を徹底調査【新潟】
大阪・関西万博出展の県内企業に潜入!
開幕から1カ月あまりで来場者が500万人を超えた、大阪・関西万博。6月からは、いよいよ新潟県の催事が始まります。
第1弾は、新潟が誇る『食』が万博で披露されますが、テーマは新潟発の〝未来の食〟です。いったい何が『未来』なのか、開発を手掛ける県内企業で調査してきました。

■岡拓哉アナウンサー
「〝未来の食〟ということで私、今日は全身白衣です!今日は、新潟市にある『一正蒲鉾』の工場にお邪魔しています。県民のみなさんであれば、かまぼこやカニカマなどなじみの企業だと思いますが…未来って何でしょう?」

いざ、工場へ-

■岡拓哉アナウンサー
「失礼します。おー寒い!」
■本社第二工場 五十嵐一栄工場長
「ここが原料の保管庫です。」
■岡拓哉アナウンサー
「これは何の原料ですか?」
■本社第二工場 五十嵐一栄工場長
「カニカマ!カニカマになります。」

カニカマ専用の本社・第二工場は・・・テレビカメラ初潜入!

■岡拓哉アナウンサー
「カニカマだ!カニカマのにおいがすごいですね!」
■本社第二工場 五十嵐一栄工場長
「これが生地です。」
■岡拓哉アナウンサー
「もう薄いスライスになっています。ここで繊維感を出すんですか!丸くなって、ちょっとカニカマっぽくなっていますね。」

これ以降は企業秘密-
本題の〝未来の食〟とは・・・?

■岡拓哉アナウンサー
「常務直々にお越しいただきました。中野さんです、よろしくお願いします。これはなんですか?唐揚げに、カニのてんぷらに、海鮮丼にパスタ…これが〝未来の食〟?」
■一正蒲鉾 中野晃常務
「私たちにとって、一正蒲鉾の『ネクストシーフード』。」
■岡拓哉アナウンサー
「出展する目玉はあるんでしょうか?」
■一正蒲鉾 中野晃常務
「こちらです、魚卵!」
■岡拓哉アナウンサー
「魚卵?」
■一正蒲鉾 中野晃常務
「明太子風でございます。」
■岡拓哉アナウンサー
「明太子“風”ということは、明太子ではない?」
■一正蒲鉾 中野晃常務
「明太子ではありません。」

それは、『ネクストシーフード 明太子風味』。

■一正蒲鉾 中野晃常務
「ちょうど3年くらい前、海外で魚卵が取れなくなってすごく高騰していた。」

原料は、海藻由来の粉。
一正蒲鉾のネクストシーフードは、現在4種類(うな次郎・イカ風かまぼこ・うに風味・明太子風味)。

■一正蒲鉾 中野晃常務
「ネクストシーフードとは、一正蒲鉾が提案する次世代の生産加工商品。リアルな水産資源は、資源の枯渇や供給不安とか価格の不安定とかいろいろあるが、環境の保護や安定供給とか品質の安定・本物にない付加価値とか機能性を付与しようとしている。極端な話、カニで言えばアレルゲンがないとか、今まで食べられなった人たちのためにということも込めて作っている。」


続いての〝未来の食〟は-

■岡拓哉アナウンサー
「続いては、南魚沼市にやってまいりました。『ユキグニファクトリー』という企業です。ここにも〝未来の食〟があるということなんです。一体どんな〝未来の食〟なんでしょうか。」

〝未来の食〟の研究室へ-

■岡拓哉アナウンサー
「ここで研究されている?」
■ユキグニファクトリー 加藤真晴研究開発室長
「そうですね。これが、ほぼキノコでできている“お肉”になります。」
■岡拓哉アナウンサー
「キノコでできている“お肉”??これが〝未来の食〟ですか?キノコで、お肉ができるんですか?」
■ユキグニファクトリー 加藤真晴研究開発室長
「我々は未来のことも考えて、今までにはないお肉を作ろうということで、今回キノコでお肉を作りました。」
■岡拓哉アナウンサー
「確かに、見た目は全くキノコ感はないですよね。」

味は-

■岡拓哉アナウンサー
「いただきます。最初サクッという食感は確かにキノコ、噛んでいくとお肉っぽさが増してくる。」
■ユキグニファクトリー 加藤真晴研究開発室長
「比較的しっかりと味はつけてある。キノコにもうまみがあるので、それを生かすように設計している。」

さらに、焼いてみるとー

■ユキグニファクトリー 加藤真晴研究開発室長
「温かい方がお肉はおいしい、味を感じやすく食感もより肉に近づく。」
■岡拓哉アナウンサー
「食感が増しますね。香りも強くなって、油もまとってよりお肉っぽい。」


ユキグニファクトリーとは?

■岡拓哉アナウンサー
「昨年度まで、みなさんもなじみ深いと思うが『雪国まいたけ』さんでした。」
■ユキグニファクトリー 岩谷俊一郎副本部長
「4月からユキグニファクトリー株式会社と社名変更した。きのこの持っている魅力を、マイタケに限らず広くのばしていって、より皆さんにいいキノコの魅力をお届けしたいなと。」

キノコのお肉のどこが『未来』なのか-

■ユキグニファクトリー 加藤真晴研究開発室長
「いずれ世界的な人口増加で食料がたくさん必要になるといわれる一方で、耕地面積や水が不足していて食品が入ってこない。例えば輸入に頼る日本は、なかなか食糧問題が起きたときに大変になる。そういった時の選択肢にならないかということで、違う食べ方でキノコでお肉を作れないかと。」


なぜ、新潟催事のテーマは〝未来の食〟なのか?県に聞いてみた。

■岡拓哉アナウンサー
「どうして〝未来の食〟ということになったのか?」
■県観光企画課 高木剛政策企画員
「新潟県は豊かな食が強みであるので、未来につながる持続可能な最先端の食の取り組みを万博という大きな舞台で提案したいと4つの企業から希望いただいた。」
■岡拓哉アナウンサー
「高木さんはキノコのお肉は食べた?」
■県観光企画課 高木剛政策企画員
「すでにスーパーで見つけて食しておりまして、非常にお肉と同じような食感を楽しめて、満足感もたっぷり。」

万博には『進化系マイタケごはん』として出展。

■ユキグニファクトリー 加藤真晴研究開発室長
「お肉にしていますが、キノコの良さっていろんな食品に使えると思っている。お肉に限らず、いろんな素材をキノコで作って皆さんの健康につながっていただきたい。」


単純に「斬新なアイデア」だけではない、食を取り巻く現状の課題に向き合った開発。紹介した2企業のほか、小千谷市の『山崎醸造』から米由来の代替マヨネーズ、新潟市の『イタリア軒』からビーツと米粉を使った未来のミートソースが出展されます。

第1弾は、6月10日~13日まで4日間開催され、10日にオープニングセレモニー、〝未来の食〟の試食は11日・12日の2日間開催されます。
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