2025.05.19出雲崎町でも目撃!幸せを運ぶ「コウノトリ」上越市で2年連続の繁殖【新潟】
見かけたら静かに見守って
幸せを運ぶと言われる鳥が、県内で複数目撃されています。国の特別天然記念物『コウノトリ』が、上越市で巣を作り卵を抱く姿が確認されています。一方、出雲崎町では18日に田んぼでエサをついばんでいる様子が撮影されました。
午前11時ごろの上越市三和区。巣の上にいる『コウノトリ』のつがいを確認することができました。上越市によりますと、卵を抱く様子も見られ繁殖が期待されています。上越市では、吉川区でもコウノトリが巣を作っていて、2年連続で繁殖が確認されています。
■三和区の住民
「吉川区にいたというのは聞いていた。弱い生き物が住める環境なのか、日本古来の鳥だろうから。」
『コウノトリ』は、別の場所でも目撃されています。
■白井希咲記者
「出雲崎町の田んぼで昨日『コウノトリ』1羽が、エサを食べている様子が確認されました。」
上越市から50km以上離れた、出雲崎町の田んぼ。
車で通りかかった親子がその姿を偶然見つけ撮影しました。
■撮影した親子
「またサギがいるなと思ったが、羽が黒いのが見えたので『もしかしてコウノトリ?』と思った。娘が動物関係の専門学校に通っていて、私も動物が好き。鳥が飛んでいたりすると『この鳥何かな?』とか車で出かけると娘と話す。」
田んぼを歩きながらエサを取るような動きを見せていた『コウノトリ』。5分ほど観察を続けたところ、飛び立つことはなかったそうです。
■撮影した親子
「泥をつっついたり静かに歩いて、狩りをするみたいな様子。幸せを運んできてくれたかな、何か良いことあるかなという気持ち。1羽でいたので、つがいになる前かなと思って。つがいを見つけて繁殖してくれたらいい。」
目撃現場近くの田んぼで作業をしている農家に話を聞くとー
■出雲崎町の農家
「3年ぐらい前から見かけることがある。もう何回も見ている。」
エサを求めてなのか、田植えの時期にコウノトリが飛来するようになったそうです。
■出雲崎町の農家
「最初は珍しいと思ったが、3年連続で見ているので今は普通の感じ。」
上越市は、コウノトリを観察するときは巣から150m以上離れて静かに見守ってほしいと呼びかけています。