2025.06.03南魚沼に“ミスター”の貴重な品も 長嶋茂雄さん死去 県内でも追悼【新潟】
南魚沼市にある『池田記念美術館』※毎週水曜休館
元プロ野球選手で〝ミスター〟の愛称で親しまれた読売巨人軍の終身名誉監督・長嶋茂雄さんが、肺炎のため89歳で亡くなりました。多くの人に愛された長嶋さんの息吹を感じられる場所が県内にもありました。
南魚沼市にある『池田記念美術館』。魚沼市出身で「ベースボール・マガジン社」の創始者・池田恒雄さんのコレクションを公開しています。
■池川泰介記者
「こちら長嶋さんのコーナーです。ゆかりの品々が並べられていて、このグローブは現役時代に使用していたものだということです。直筆のサインも入っています。」
池田さんは生前、長嶋さんと親交が深く貴重な展示品が並びます。
■池田記念美術館 広田かおりさん
「長嶋さんと王貞治さんのサインが入ったボール。日本シリーズの公式使用球で、巨人対ダイエーホークス(当時)の試合の監督としてサインを入れていただいた大変貴重なボール。」
盟友・王貞治さん率いるダイエーホークスと対戦した日本シリーズで使われたボールです。
■池田記念美術館 広田かおりさん
「新潟に偉大な野球選手の物が展示されているところは、なかなかない。長嶋さんの活躍を振り返る機会になればと思うので、ぜひ足を運んでいただきたい。」
長嶋さんゆかりの品は、池田記念美術館で常設展示されています。
5回のMVP獲得など、昭和のプロ野球を席巻した長嶋さん。
2013年には、愛弟子の松井秀喜さんとともに『国民栄誉賞』を受賞するなど、国民的スターとして広く愛されました。
■80代
「残念。ご冥福をお祈りしたい。私たちのころは長嶋さん・王さんがヒーローで、テレビにかじりついて見ていた世代だったので。」
■80代
「我々の青春時代、昭和が終わったという感じ。美空ひばり、石原裕次郎、長嶋が亡くなったから。本当は阪神ファンだが、長嶋の人間性は大好きだった。」
多くの国民に刻まれた長嶋さんの言葉。そして、プロ野球界への功績が消えることはありません。