2026.07.31夏場の避難のリスク・・・専門家に聞く「エコノミークラス症候群」に注意【新潟】
『熱中症と脱水のリスク』を指摘
被災地では、猛暑の中での避難生活が続いています。災害時の健康管理に詳しい新潟大学の榛沢和彦特任教授は、夏場の避難について『熱中症と脱水のリスク』を指摘します。
■新潟大学 榛沢和彦特任教授
「避難所でも冷房が使えないとか自宅も使えない。涼をとるために車に行っている方がいるということは聞いている。脱水はそのままエコノミークラス症候群にもつながります。とくに今年は暑いですので、そういったリスクが高いかなと思う。」
『エコノミークラス症候群』とは、長時間同じ姿勢をとることでふくらはぎの静脈に血の塊ができ、立ち上がったときなどにその血の塊が血液の流れにのって肺に達します。肺動脈がふさがれることで呼吸困難となり、死にいたることもあります。
2004年の中越地震で当時、車中泊をしていた被災者が相次いで亡くなり広く知られるようになりました。血液が濃くなることも原因のひとつで、夏場は脱水によりリスクが高まるといいます。
■新潟大学 榛沢和彦特任教授
「水分補給しないと熱中症にもなりやすくなります。エコノミークラス症候群にもなりやすくなるので、とにかく水分をとる。食べるものでも水分はとれますので、頑張ってちょっと食べるということが重要かなと思う。」
予防としては、2~3時間おきに歩くことやふくらはぎを締めつける弾性ストッキングの使用が有効で、車内では足を丸める動作やマッサージも効果的だといいます。
■新潟大学 榛沢和彦特任教授
「(足の)指でなんか拾うような感じで指でグーを作る。そういうことができなければ、ふくらはぎをもんであげるマッサージが有効。2~3時間おきにやると血栓が予防できると思う。」