『新潟水俣病』が公式確認されてから、2025年5月31日で60年です。式典に出席するため、新潟市を訪れた浅尾慶一郎環境大臣と被害者らが意見を交わしました。

新潟水俣病は1965年、旧昭和電工が阿賀野川にメチル水銀を含んだ工場排水を流し、汚染された魚介類を食べた人に手足の感覚障害などの症状が出ました。5月31日に浅尾大臣と面会した被害者らは一刻も早い救済を訴えました。

■新潟水俣病第5次訴訟 皆川栄一原告団長
「私たちの願いは、生きているうちに解決を動けるうちに救済を、というのが切実な願い。」

■浅尾慶一郎環境大臣
「新潟水俣病の公式確認から60年、それだけ日数が経っているので被害を訴える方が高齢になっていることも十分承知しているので、1日も早く解決していきたい。」

新潟水俣病は、これまでに717人が認定されていますが、症状があっても認定されない人たちもいて、国や原因企業などとの裁判が続いています。