2025.06.06県内のスーパーに「備蓄米」2023年産の“古米”が並ぶ 消費者は歓迎【新潟】
県内のスーパーに備蓄米が並ぶ
県内のスーパーに備蓄米が並びました。三条市のスーパーに届いたのは、2025年3月に放出された『2023年産の古米』です。コメ価格の高止まりが続く中、消費者からは歓迎の声が上がりました。
■白井希咲記者
「三条市のスーパーでは、今日から備蓄米5袋が店頭に並んでいます。税込み価格で5kg3650円と店内で一番安い価格になっています。」
三条市のスーパー『マルセン』。初めて入荷した備蓄米は“2023年産の古米”で、5kg3650円で販売しました。
■マルセン 太田雅悠専務
「『(備蓄米は)入らないの?』と問い合わせが毎日のようにあったので、やっとかという感じ。他の商品に比べて1000円くらい安いので、品質に問題がなければお客様にとっては良い商品と感じた。」
袋には、県内産の「複数原料米」と表記されていました。“古米”の味が確かめられるように試食が用意されました。
■試食した人
「結構おいしい、この味だったら買ってもいいかなと思う。」
■試食した人
「普通のコメと変わらなくて、安心して子どもにも食べさせられる。昔ほど安くないが、他よりは安いので何かあった時は使いたい。」
一方、銘柄米は4000円台(税抜き)と高止まりが続いています。
6日に届いた備蓄米はわずか30kg。今後は随意契約の備蓄米が入荷予定で、マルセンが加盟する「全日食チェーン」は2021年産の「古古古米」約500tを申請しました。
■マルセン 太田雅悠専務
「スピード感を持って足りないところに届けることが備蓄米の役目と感じた。ここにきてスピードが上がったので、我々もついていきたい。」
「古古古米」の入荷は早くて6月下旬、価格は5kgで1920円を見込んでいます。