県立海洋高校出身で28日に横綱への昇進が決まった大の里。糸魚川市では祝福ムードに包まれる中、新たな取り組みも始まっています。

中学・高校を過ごした糸魚川市で28日夜に打ち上げられたのは、大の里の横綱昇進を祝う〝花火〟。お祝いの思いを込めた金色の花火が市内3カ所で一斉に打ち上げられ、それぞれ20発の花火が夜空を彩りました。

■糸魚川市民
「感動しました。ふるさとのみんなを元気づけてくれてよかった。よくやってくれた。」
「よく頑張った。これからもケガなく頑張ってほしい。」


ヒスイ王国で行われたのは、『相撲のまち糸魚川後援会』のキックオフミーティング。
会場には、海洋高校相撲部を含め、大の里を応援する約100人の市民などが駆けつけました。この後援会は、大の里をはじめとする糸魚川市にゆかりのある力士を応援する活動を通じて、市民に夢と活力を与え、地域を活性化させたいという思いが込められています。

■海洋高校相撲部 山本大吾主将
「(昇進決定時は)ガッツポーズしたり飛び跳ねたりして感情を爆発させた。先輩も頑張っているので、自分たちも大会でいい成績を残してこういう会を開いてもらっているので、恩返しができるように頑張りたい。」

■参加者
「まさかこんなに早く横綱になると思わなかったから、この辺が熱くなる。」


大の里は、29日新しい綱を作る『綱打ち』に一門の力士たちと参加。完成した綱を締め、早速土俵入りの稽古を行いました。二所ノ関親方からは、雲龍型の指導を受けました。

■第75代横綱 大の里
「ようやく実感がわきましたし、横綱になったんだなっという。またこれからしっかりと頑張っていきたい。明日、明治神宮で土俵入りがあるが、しっかり準備して頑張りたい。」

大の里は、30日に明治神宮で初めての横綱土俵入りを披露します。