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2025年06月06日(金)本日の番組表

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2025.06.03約2000万円払うも家建たず…返金なし「ニコハウス」自己破産し社長は謝罪【新潟】

約2000万円払うも家建たず…返金なし「ニコハウス」自己破産し社長は謝罪【新潟】
報道で破産を知る契約者も
新潟市にある住宅メーカーの自己破産が波紋を広げています。契約金など約2000万円を支払ったものの新築住宅の工事がストップ。社長が説明会に姿を見せ、約20人の契約者に伝えられたのは・・・返金の見通しが立たないという現実でした。

■約2000万円支払い 20代男性
「寝室で、リビングで、あっちは庭でという予定ではいたんですけどね。きれいな土地を、ただぐしゃぐしゃにされた状態。」

2024年10月に、住宅メーカー『ニコハウス』と契約した男性。
2025年4月に新築の家が引き渡される予定でしたが、工事は地盤改良を終えたところでストップ。いまだ更地のままです。

■約2000万円支払い 20代男性
「建たないなんて思っていなかった。子どもが小学校にあがるまでに家を建てると夫婦で話していた。」


男性が契約した新潟市江南区の住宅メーカー『ニコハウス』。2014年に設立され、低コストを売りにした注文住宅の新築工事を手がけていました。2022年ごろ、負債の総額が資産の総額を上回る“債務超過”に陥り、5月23日に新潟地裁が破産手続きの開始を決定しました。

男性は、住宅ローンを組んで着工金など2000万円近くを支払っていますが、ニコハウスから連絡がないまま報道で自己破産を知ったそうです。

■約2000万円支払い 20代男性
「子どもにも『自転車や縄跳びしたり、ボール遊びしたりできるよ』という話してたんですけど、子どもにも『まだ?』なんて言われて・・・つらいというか家族に申し訳ない気持ちが一番強い。」


ニコハウスは、3日に初めて工事が途中の契約者を対象に説明会を開きました。
参加者によると、出席した社長は謝罪するのみで、代理人弁護士が「去年11月末に納税ができず銀行の融資も受けられなかった」と説明しました。しかし、2025年1月に着工金を支払った契約者もいて「再建の見込みがないのに契約したのでは」という疑問の声に対し、代理人弁護士は「仕事を続けることで立て直そうとしたと聞いている」と説明しました。

■1040万円支払い 20代男性
「自分たちはお金が戻ってこないと思っています。家を建てて新しい生活ができるかなと思っていたが、こんなことになってしまって悔しくてたまらない。」

■外構約80万円分が未着工
「ラジオのCMとかも流しているところなので信用できると思っていて、まさかこんなことに巻き込まれると思っていなかったので早く落ち着きたい。」

■約2000万円支払い 20代男性
「『自己破産しました。すみません』で逃げられてしまうことが納得いかない。」

返金の見通しが立たないと説明を受けた契約者たちは、有志で団体を作り『クラウドファンディング』などで支援を呼びかけることを検討しています。
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