2024.05.08雪解け早くすでに水少ないところも 魚沼産コシヒカリの田植え 今年も猛暑・水不足の不安【新潟】
雪解け早く水不足の田んぼも
コメのトップブランド「魚沼産コシヒカリ」の田植えが始まりました。農家は、暑さと水不足に備え複雑な思いで作業にあたっています。
■専業農家 関隆さん
「田植えができると、ほっとして、後は秋の豊作を待つけど、ただ去年と言い、また猛暑の難関が待っているのかなと思うと、今年もどうなるのかなという不安な気持ち。」
魚沼市の専業農家・関隆さんの田んぼでは、コシヒカリの田植えが5日から始まりました。
去年の収穫の際は…。
■去年の収穫時 関隆さん
「1等米は一袋もありません。ゼロです。」
去年は猛暑と水不足の影響で、収穫したコメのすべてが2等米。関さんは、例年に比べて500万円ほど減収しました。
今年こそは「例年通りの収穫をしたい」と意気込んでいますが不安もあります。
■専業農家 関隆さん
「低い山から水を引いている田んぼは厳しい状況、また今年も枯れる田んぼも出るのでは。」
雪解けが例年よりも早く、すでに水が少なくなっている場所もあるといいます。そこで猛暑でも稲が育つように田んぼを深く耕しました。
■専業農家 関隆さん
「深く耕すことで、根が深く張っていく。根が深く張れば水分とか肥料とかを吸うことができるので、いいコメづくりができればなと思ってます。」
田植えは、6月中旬まで続きます。