2025.05.29非常に危険なガス〝アセチレンガス〟の火災、過去に県内でも・・・消防「火気を近づけないで」【新潟】
2024年1月に新潟市内の工事現場でも・・・
27日に東京都江戸川区で、住宅の建設工事中に『アセチレンガス』の爆発が起きました。県内でも、過去にアセチレンガスが原因とみられる火災が起きていて、ガスを使用する際は火気を近づけないよう呼びかけています。
27日、東京都江戸川区の住宅の建設現場で掘削中に起きた爆発。男女10人がケガをしました。
爆発の原因と見られるのは、地中にあった『アセチレンガス』のボンベです。アセチレンガスとは、建設現場などで使われる可燃性の高いガスです。
■新潟市消防局規制指導課 掘智嗣保安係長
「非常に高い温度の炎ができるので、溶接・溶断(ようだん)など金属加工などに広く使われるガス。金属が溶けるほどの高温になる形で〝非常に危険なガス〟。」
酸素と合わされば、3300℃にまで達します。
県内では、アセチレンガスが原因で火事につながったケースも-
2024年1月、新潟市内の工事現場でボンベから『アセチレンガス』が噴出。ボンベ近くにあった電気ストーブが火種となり、火事になりました。
■新潟市消防局規制指導課 掘智嗣保安係長
「建設現場などで使う火花がアセチレンガスに触れると爆発する危険性があります。こちらについては、空気中の酸素がない状態であっても爆発しますので、全部火気になるものを近づけないといったところでお願いできればと思います。」
消防は、アセチレンガスに直射日光を当てた場合にもガスが漏れ、爆発が起きる危険性が高まるとして取り扱いに注意するよう呼びかけています。