2025.04.04胎内市に「洋上風力発電で協力を」EU大使が関係強化へ市長と面会【新潟】
着工は10月ごろになる予定
EU・欧州連合の駐日大使が4日、胎内市を表敬訪問しました。沖合いで計画される『洋上風力発電』について協力関係を築きたいと話しました。
■白井希咲記者
「胎内市沖から村上市方面に約20kmにわたり、38基の風車が設置される予定です。」
村上市・胎内市沖では、2029年6月の稼働を目指して洋上風力発電事業が計画されています。EUはクリーン電力分野で日本との関係構築を目指していて、4日はジャン=エリック・パケ駐日大使が胎内市の井畑市長と面会。エネルギー事業について『日本は信頼できるパートナー』と表現し連携の強化を強調するとともに、導入にあたっての住民理解の必要性などを訴えました。
■EU(欧州連合) ジャン=エリック・パケ駐日大使
「今日の会合が、胎内市とEUの協力強化のスタート地点になることを願う。」
■胎内市 井畑明彦市長
「小さな市であっても地球温暖化にどう貢献ができるかを大切にし、新たなエネルギーによって経済的な好循環が生まれてくることを期待している。」
一方、工事の着工は当初より遅れることが公表されています。
■胎内市 井畑明彦市長
「資材の高騰で物資の調達が難しく、着工が少し遅れ気味になる。」
村上市・胎内市沖の洋上風力発電の着工は、10月ごろになる予定です。