2025.04.14採卵数は10分の1に…不漁続く三面川で小学生がサケの稚魚を放流【新潟】
2万匹→5000匹に…
立派なサケに育って帰ってきてほしいと願いました。村上市の三面川で、地元の子供たちがサケの稚魚を放流しました。
■小学生
「いってらっしゃい~。」
放流式には、村上市内の小学生約170人が参加。各学校で育てた稚魚も含め8000匹を放流しました。
毎年2万匹ものサケが獲れていた三面川ですが、2023年は7280匹、2024年は5519匹と不漁が続いています。さらに2024年採卵できた卵は80万粒あまりで、これまでの10分の1にまで減りました。
不漁は、水温の上昇が関係しているといいます。
■三面川鮭産漁業協同組合 佐藤克雄組合長
「サケっていうのは、冷水の魚ですのでね。一説によると、25℃を超えたらもう生きていけないといいうことなんです。」
県内外の業者の協力も得て、110万粒の卵を確保。2月中旬から106万匹の稚魚を放流しました。
■小学生
「鮭は何年後に戻ってくるかとか、サケの生態とかを勉強しました。」
「もっとサケがとれる村上市になってほしいです。」
■三面川鮭産漁業協同組合 佐藤克雄組合長
「数は少ないけど昨年も確実に戻っています。やっぱりサケの生命力に期待しています。」
海を旅して生き抜いたサケは、4年後に三面川に帰ってきます。