2025.04.15【錦鯉】”泳ぐ宝石”業者で聞かれるトランプ関税に対する不安の声【新潟】
”泳ぐ宝石”とも呼ばれる錦鯉
アメリカのトランプ大統領は9日、発動したばかりの相互関税の一時停止を発表しました。先行きが不透明な中、ニシキゴイを海外に輸出する業者からは不安な声が上がっています。
泳ぐ宝石とも言われるニシキゴイ。小千谷市では、気温が低いこの時期にニシキゴイの海外への出荷がピークを迎えます。
■ジャパンコイサービス ロブ・デ・ヴォス社長
「(Q.どこに出荷される?)今日はオランダとロサンゼルス。」
海外でも年々、人気が高まっているニシキゴイ。全日本錦鯉振興会の担当者は、トランプ大統領による関税政策により、ニシキゴイを好むアメリカの富裕層でも買い控えが起こる懸念があると話しています。輸出業者も関税による影響を心配しています。
■ジャパンコイサービス ロブ・デ・ヴォス社長
「(和訳)コイの業界だけでなく、いろんなところに影響が出るので対応しないといけないし、収入も減ってしまうのも心配だが、今は何もできない。」
一方で、ここで生産されたニシキゴイは高品質で、担当者は「必要な人は買ってくれるのでは」と考えています。
■ジャパンコイサービス 須田ゆかり取締役
「同じ品物でアメリカで作れるとは思わない。日本のコイはいいので、必要な人はきっと買ってくれる。」
この業者による海外向けの出荷は、4月いっぱいまで行われます。