2025.04.16「百日せき」県内の感染者数が“全国最多” 流行の原因は?【新潟】
『百日せき』の感染者数は、新潟県は73人で“全国最多”(6日までの1週間)
激しいせきが長期間続く『百日せき』の感染者が増加しています。新潟の感染者数は“全国最多”で、県はマスクの着用や手洗い・うがいなどを呼びかけています。
国立健康危機管理研究機構の集計によりますと、4月6日までの1週間で報告された『百日せき』の感染者数は、新潟県は73人で“全国最多”でした。上越市の塚田こども医院では警戒を強めています。
■塚田こども医院 塚田次郎院長
「最初の約1週間は『カタル期』という普通のかぜに近い症状が出る。そこから熱が下がり、せきがどんどんひどくなる。最後にやっと息が吸えるような状態。」
塚田院長は、『百日せき』流行の原因として、数年続いた「新型コロナウイルス」の感染拡大が関係していると指摘します。
■塚田こども医院 塚田次郎院長
「新型コロナの流行時は、みんなマスクや手洗いをして人との接触を避けていた。それによって色々な感染症をあまり起こさなくなった。ところが通常の生活に戻ったことで、再び色々な感染症が流行りだした。百日せきは数年間まったく出ていなかったので、今回大きい流行になった。」
県は、手洗い・うがい・マスクの着用など基本的な感染対策を呼びかけています。