2025.04.18【食中毒】ウルイ?ギョウジャニンニク?実は〝要注意〟有毒植物の「コバイケイソウ」【新潟・佐渡市】
『コバイケイソウ』は、火を通しても毒成分は分解されない(新潟県提供)
佐渡市で山菜の「ウルイ」と間違って、有毒な『コバイケイソウ』を食べた女性が食中毒になっていたことがわかりました。
県によりますと、佐渡市の70代の女性は15日に市内の山中で山菜の「ウルイ」と思って野草をとり、翌日に自宅でおひたしにして食べました。その約5分後から、女性はおう吐や下痢・口周りのしびれ・血圧降下などの症状が出たため、夜になって医療機関を受診しました。女性は快方に向かっています。
佐渡保健所が残っていたおひたしを回収し、専門家に確認を依頼した結果、有毒な『コバイケイソウ』と判明しました。
『コバイケイソウ』は、新芽のときは「ウルイ」や「ギョウジャニンニク」に似ていて、食中毒事故が多いといいます。茹でる・炒めるなど火を通しても毒成分は分解されません。県などは、種類の判定ができない植物は「採らない」「食べない」「売らない」「人にあげない」として、食中毒に注意を呼びかけています。