2025.05.02土石流をせき止める「砂防堰堤」危険が指摘されていた新発田市の横山沢に完成【新潟】
2020年7月に大雨で付近の土砂が流出した新発田市の横山沢
大雨の季節を前に、土砂災害の恐れがある新発田市の渓流に、土石流をせき止める『砂防施設』が完成しました。
■入澤芽生記者
「こちらが完成した堰堤です。川底からの高さは約9m。大きな土砂などをせき止めることができます。」
『砂防堰堤(さぼうえんてい)』とは、土砂災害の発生時に流れ出した土砂などをせき止めて被害を防ぐ施設です。
今回建設されたのは、土砂災害特別警戒区域に指定されている新発田市の横山沢です。沢の下流には19世帯・70人ほどの住民が住んでいますが、2020年7月には大雨で付近の土砂が流出したこともあり、危険が指摘されてきました。
■横山地区 太田勝自治会長
「梅雨の時期になりますと雨は避けて通れないので、完成したことによって心がちょっと落ち着く。本当にありがたい砂防堰堤ができたとつくづく感じております。」
『砂防堰堤(さぼうえんてい)』の建設には、3年の期間と約10億円の費用がかかったということです。