2025.04.21海水浴場に“マッコウクジラの骨”が漂着、専門家「日本海側に生息する証明に」【新潟・上越市】
オスのマッコウクジラで体長は10m以上と推定
上越市の海水浴場に“マッコウクジラの骨”が漂着しました。専門家は、日本海側でマッコウクジラが生息する証明になるとして「大きな一歩」と評価しています。
2025年2月、上越市の柿崎中央海水浴場に漂着したのは“マッコウクジラの骨”。21日は、専門家などが後頭部やアゴなど5種類の骨を回収し、上越科学館へ運びました。骨は、オスのマッコウクジラで体長は10m以上と推定されています。
■国立科学博物館 研究主幹 田島木綿子博士
「骨になった状態で打ちあがっている。20年以上研究してきた中で、初めて。この海岸に打ちあがったのは、自然の偶然の産物。」
柏崎市の米山海岸近くでも、同一のマッコウクジラとみられる骨や筋肉が見つかっているということです。
■国立科学博物館 研究主幹 田島木綿子博士
「これだけ大きなオスが日本海側にいたことが、これで証明できた。今まではだろうなという推定だったが、そうだと断定で言えたのが我々の大きな一歩。」
21日から骨の洗浄作業が行われ、今後、上越科学館で展示を目指しているということです。