新潟市の鳥屋野潟南部エリアに建設が計画されている大型商業施設をめぐり、新潟市民オンブズマンが県に対して反対を申し入れました。

大型商業施設は、JR新潟駅から南に約5kmの地点に広がる『鳥屋野潟南部エリア』に計画されていて、関係者によりますと会員制の倉庫型小売店が出店する動きがあるということです。

これに対し、新潟市民オンブズマンは「道路渋滞によって、地域住民の生活に重大な影響を与える」などと主張。30日、県に対し事業者に向けて「開発すべきではない」と意見するよう申し入れました。

■新潟市民オンブズマン 斎藤裕弁護士
「1日6万人近い人が大規模商業施設を訪れることが想定されていて、アルビレックスが(1日)2万人ですから3倍ぐらいの客が来る。しかも、大部分が車で来るのは渋滞を悪化させる。(予定地は)意外と自然が豊かなところだが、ちゃんと調査しないで開発しようとしているのは非常に問題があるのではないか。」

県はこの施設について、県条例に基づき審議会を開く予定で、申し入れは審議会に向けた住民意見として受け取るということです。