農林水産省は14日、3月31日から4月6日までに全国で販売されたコメ5kgあたりの平均価格が、前の週から8円増え4214円だったと発表。データの集計をはじめた2022年3月以降、最高値を更新しました。

備蓄米の販売が始まってからも、下がらないコメの価格。新潟市西区のスーパー「ICHIMAN」では、14日から一部のコメを値上げしました。

■スーパーICHIMAN 高井栄二朗店長
「値上げしたのがこれ。今日から入りが100円上がった。」

2025年2月ごろからコメの入荷制限が続いているため、販売も1家族1袋に限定しています。コメの流通量が少ない中で、期待していたのは備蓄米。
問屋と備蓄米の購入に向けて調整を進めてきましたが－

■スーパーICHIMAN 高井栄二朗店長
「問屋さんの方から連絡があって入るのは入ったんだけど、入荷量が少ないのでうちの店に回せる分はないと言われたので、備蓄米は入荷しないというのが決まりました。」

高井店長は「受け入れてあるコメを売るしかない」と話す一方で、コメが少ない状況は今後も続くと見ていて、仕入れ先を増やすことも検討しています。

■スーパーICHIMAN 高井栄二朗店長
「今年収穫される予定のコメを、少しでも分けてくれる農家さんがあれば探していこうかなと思っている。これだけ品薄な状態が続いているんで、仕入れ先を増やせればと思っている。」