明治安田サッカーJ1・アルビレックス新潟は、6日に東京・国立で去年のJ1覇者・神戸と対戦虎の子の1点を守り切り、今シーズンリーグ戦〝初勝利〟です。

クラブワーストタイ開幕から8試合勝利がないアルビ。今シーズン初勝利を狙う舞台は、去年のルヴァン杯決勝で涙をのんだ東京・国立。さらに相手は、去年J1連覇を達成したタレント集団・ヴィッセル神戸です。

ルヴァン杯のリベンジを、そして開幕からの雪辱を果たすために強豪撃破に挑みます。

勝利への思いは早速、形に表れます。前半12分、星がボールを奪うと長谷川元希が持ち運び切り返して右足！チームトップの4ゴール目、頼れるストライカーの見事なシュートで先制に成功します。ただ、その後はしのぐ展開に。神戸が得意のハイボールで攻め立てるも無失点で切り抜け、前半を折り返します。

追加点が欲しいアルビは後半16分、小見のシュートはサイドネットに。その後ピンチを迎えますが、キーパー藤田を中心に守り抜きます。

そして、鬼門のアディショナルタイムへ。決して守りに入らず攻め続けるアルビは、途中出場の笠井から矢村！その後、この日最大のピンチを迎えるも、全員で体を張って守り切ります。
そして、ついに待望の瞬間が－

「ピー」

開幕から9試合目、ようやく長いトンネルを抜け出しリーグ戦今シーズン〝初勝利〟！

■長谷川元希選手
「本当に率直にめちゃくちゃうれしいです。勝ち切れる試合も引き分けになったり負けてしまったりが続いていたので、今日はしっかり0で抑えられたことが次に繋がる。本当に1－0は気持ち良いので、これだけ多くのサポーターも来てくれてチーム全員で戦った証拠が今日勝ちになった。」

■樹森大介監督
「本当に長く待たせてしまったなと。サポーターには申し訳ない気持ちの方がまだ強いが、これからこの勝利を機に良い方向にチームが向かっていけるようにやっていきたい。最後踏ん張り切れたのはサポーターのおかげだと思っているので、また次 ホームでリーグ戦があるのでそこで同じように勝利を分かち合いたい。」

聖地・国立から巻き返しへ。
次の試合は、9日ルヴァン杯1stラウンド2回戦でJ3の松本山雅と対戦します。