2025.04.11【柏崎刈羽原発】長岡市・磯田市長「多様な選択肢もあり得る」県民投票に肯定的な考え【新潟】
県民投票に肯定的な考え
柏崎刈羽原発の再稼働をめぐる県民投票条例案の審議を来週に控え、長岡市の磯田達伸市長が現在の賛成・反対の二択から「多様な選択肢に修正する道もあり得る」とし、県民投票に肯定的な考えを示しました。
県民投票をめぐっては、4月8日に花角知事が「賛成・反対の二者択一の選択肢では、県民の多様な意見を把握できない」とする“意見”を公表。
これに対し、原発から半径30km圏内の『避難準備区域』に位置する長岡市の磯田市長は、UXの取材に文書で回答しました。「知事の意見は理解できる」とした上で、「多様な選択肢とする条例案に修正する道もあり得る」と、賛成・反対以外の選択肢を設けて、県民投票を行うことに肯定的な考えを示しました。
これまで磯田市長は再稼働に慎重な姿勢を示していて、2024年12月の会見では花角知事が再稼働の判断について「県民に信を問う」と述べていることに対し、「県民投票もその選択肢の一つ」と述べていました。
文書では、「知事の判断に際しては、長岡市民の意向をしっかり反映してほしい」とも指摘しました。