2025.04.10あの写真のようにサクラ咲く母校で再会を:めぐみさんの同級生が新しいサクラを植樹【新潟】
公開捜査にも使われた写真にうつる忘れられないサクラ
この季節、県民にとって忘れられないサクラがあります。拉致被害者・横田めぐみさんの姿を捉えた、こちらの写真に写るサクラです。
拉致から48年。このサクラの木も朽ちて、花が咲かなくなりました。10日めぐみさんの同級生が祈りを込めて、新しい木を植樹しました。
48年前の10日。母校・寄居中学校にあるサクラの下で、入学したばかりのめぐみさんを父・滋さんが撮影した写真。公開捜査にも使われ、誰もが知る1枚となりました。
■再会を誓う同級生の会 池田正樹代表
「めぐみさんの脇のサクラはもう切られて、後ろのサクラも朽ちている。」
半世紀近い月日が流れ、花をつけることができなくなったサクラ。10日、そのそばにめぐみさんの同級生3人が新しい5本のサクラを植えました。
■再会を誓う同級生の会 池田正樹代表
「『明日にでも帰ってきてほしい』という思いを込めて、植樹させていただきます。サクラを5本、横田家も5人家族だったので、せめてサクラだけは一緒に。」
同級生の思いを受けて、母・早紀江さんは-
■横田めぐみさんの母・横田早紀江さん
「こんなことがあったけど、めぐみちゃんも元気で帰ってきて。そのサクラの花を眺めていただけることができるように、多くの拉致被害者の方々を取り返してほしいんです。」
3年ほどで花を咲かせるという新しいサクラ。私たちとともに、めぐみさんの帰りを待ちます。