2025.05.07かがり火に揺らめく“優雅な舞”と“能楽の調べ” 今年初の「薪能」を上演【新潟・佐渡市】
秋にかけて佐渡市内で「薪能(たきぎのう)」を上演
能楽が盛んな佐渡市で5日、かがり火を焚いた舞台で上演される薪能(たきぎのう)が披露されました。
加茂湖近くの椎崎諏訪神社にある能舞台では、今年初めての『天領佐渡両津薪能』が上演されました。薪に火がともされ、始まったのは地元能楽愛好家らによる『羽衣』。三保の松原に下りた天女が漁師に羽衣を拾われてしまい、羽衣の舞いを披露して返してもらうという人気の演目です。
訪れた観光客ら約150人は、かがり火に揺らめく“優雅な舞”と夜空に響く“能楽の調べ”に、しばし幽玄の世界を堪能していました。
■東京から
「とても幽玄の世界で素敵でした。素晴らしいと思います。ぜひこれからも続けていただきたいと思います。」
■埼玉から
「世阿弥や大久保長安が来たり、歴史の中で根付いていったのだなと。その文化が自分たちに合っているという気持ちで続けている。」
佐渡市では、これから秋にかけ各地で薪能が催されます。