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2024.04.15再稼働への準備・柏崎刈羽原発7号機「燃料装荷」に向けた作業始まる 市民から反対の声も【新潟・柏崎市】

再稼働への準備・柏崎刈羽原発7号機「燃料装荷」に向けた作業始まる 市民から反対の声も【新潟・柏崎市】
「燃料装荷」に向けた作業を開始
東京電力は、柏崎刈羽原発7号機の原子炉に燃料を入れる「燃料装荷」に向けた作業を15日午後から開始しました。核燃料を入れた検査が終われば、原子炉は再稼働が可能な状態になります。再稼働に反対する市民は批判を強めています。

東京電力は柏崎刈羽原発7号機の燃料プールから872本の核燃料を10日から2週間かけて原子炉に入れる予定です。15日午後5時ごろには、その前段階として制御棒を入れたということです。

東京電力は3月28日、原子力規制委員会に燃料装荷を申請。15日午前に承認が出たことを受けて、作業を始めました。新潟市中央区の東電新潟本社では再稼働に反対する市民団体を中心に56人が集まり、燃料装荷に対する抗議文を提出しました。

■市民団体 桑原三恵代表
「安全にかかわる問題はないというだけで、断層評価を見直そうとはせず、複合災害での避難や屋内退避の問題もどこ吹く風で燃料装荷を開始したことは到底容認できません。」

■富山詠美アナウンサー
「JR新潟駅前です。15日午後4時から燃料装荷が始まるのを前に市民団体の皆さんが改めて原発再稼働反対の意を訴えています。皆さんが持っているフリップには『STOP燃料装荷』と書かれています。」

東電は核燃料を入れたのち、制御棒が正常に作動するかや、圧力容器の水漏れが無いか、非常用の冷却機能が作動するかなどを検査します。検査が終われば再稼働が可能な状態になりますが、地元自治体の同意などハードルは高く、具体的な再稼働の時期は見通せません。

東京電力は燃料装荷の開始にあたり「作業を進める中で課題などが見つかれば立ち止まり必要な対策を講じるなどひとつひとつの工程を着実に進める」とコメントを出しています。
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