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2025.04.04揺れるコメ業界〝三重苦〟「もう輸出できない」アメリカが日本に“24%”の相互関税【新潟】

揺れるコメ業界〝三重苦〟「もう輸出できない」アメリカが日本に“24%”の相互関税【新潟】
ドバイやフランスにシフトしていく形に
トランプ大統領が導入を表明した日本に対する24%の相互関税は、輸出拡大を目指す県内のコメにも影響がおよぶ恐れがあります。県産米をアメリカに輸出する企業は、「もうアメリカには輸出できない」と不安を口にしています。

■エコ・ライス新潟 豊永有代表
「これはドバイ行きのコメ。(Q.いま何をやっている?)輸出用のコメの精米です。」

7年ほど前からアメリカに県産米を輸出する長岡市の『エコ・ライス新潟』。世界12の国と地域に輸出していて、昨年度アメリカ向けは約130tで最も多く、全体の7割近くを占めています。

■エコ・ライス新潟 豊永有代表
「これは勝負にならないかなと、白旗を上げ気味。おいしいという評価で、少し高いくらいなら日本米を買いたい需要が増えてきたところなので、すごくショック。」

相互関税を課すことでアメリカの市場に並ぶ県産米の価格が高くなり、需要が落ち込むおそれがあります。

■エコ・ライス新潟 豊永有代表
「(アメリカでの価格は)下手をすると今の倍くらいの価格になるのかなと。コメを主食にしていない人たちなので、無理して高いものを買わないと判断される。」

対米輸出が右肩上がりで伸びていた矢先・・・
“相互関税”と“価格高騰”に加え、輸送するコンテナ料など物流費も上がっていて、豊永代表は〝三重苦〟だと不安を口にします。

■エコ・ライス新潟 豊永有代表
「(Q.アメリカへの輸出はどうなる?)基本的にはゼロになると思う。関税問題が落ち着くまでは動いても私たちではどうすることもできないので、適正な価格で買ってもらっているドバイやフランスにシフトしていく形になる。」

官民をあげて県産米の輸出拡大を目指す中、大きな足かせとなりそうです。
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