27日から始まるゴールデンウィーク。今年は平日に3日間休みを取ると最長10連休となります。観光地にとって書き入れ時ですが、3月に実施された「北陸割」が思わぬ影響を及ぼしています。

27日から始まるゴールデンウイーク。4月30日から5月2日までの3日間を休みをとれば、最長で10連休となります。
すでに予定が決まっている人もいるようです。

■街の人
「山形、長野、石川、富山近辺で飲んで楽しみたい。お酒飲んで能登半島地震の復興支援ができたら。」
「孫を連れて東京のサンリオのテーマパークに行く。乗り物とか買い物とか行って思いきり遊んできたい。」
「友達とセブ島にいきます。何も考えずビールでも飲もうかなと思ってます。」

また、25日にグランドオープンするJR新潟駅の商業施設「CoCoLo新潟」を楽しみにしている人もいました。

■街の人
「リニューアルするのが楽しみなので、行ってみたい。服屋が入ると聞いたので行ってみたい。」

一方旅館やホテルは。
長岡市にある蓬平温泉「和泉屋」。豊かな自然を望む温泉と温かい雰囲気の館内が人気の老舗旅館です。
ゴールデンウィークの予約状況は、後半の一部の日を除いてまだ空室があり、例年と比べると2割ほど予約が減ったといいます。その理由は・・

■和泉屋 金内智子常務
「予約も遅かったし埋まりも少し悪いような気がする。どうしても4月の北陸応援割に集中した感じが少しある。」

旅行・宿泊代金の50%、1人当たり最大2万円を割り引く「北陸応援割」。3月16日の開始以降、和泉屋では、例年になく予約が多かったと言います。

■和泉屋 金内智子常務
「4月は学校が始まると、しばらくお客様が途絶える月でもある。そのときに北陸応援割やったので、その分例年よりはかなりいい感じで進んでいる。」

「長岡の奥座敷」と言われ、夏は新緑、秋は紅葉と四季を楽しめる蓬平温泉。和泉屋では、これからの季節の魅力をPRしたいと話します。

■和泉屋 金内智子常務
「世の中的には新型コロナウイルスが5類に移行したので、お客さんが旅行に行きたいと思う。ようやく県外のお客さんも増えてきたので、新緑の美しい季節にこの地を訪れることを切に願っている。」

ゴールデンウイーク期間中、ネクスコ東日本によりますと、5月3日や5日に北陸道の三条燕インターチェンジ付近や中之島見附インターチェンジ付近で、それぞれ最大で5㎞の渋滞が予想されています。ネクスコ東日本は、渋滞緩和のため混雑をさけた分散利用を呼びかけています。
また、JR東日本によりますと、上越新幹線「とき」の指定席の予約状況は、今月27日と5月3日の下りで残りの席が少なくなっているということです。