柏崎刈羽原発の再稼働の是非を問う県民投票条例案に対し、花角知事は9日の会見で「条例案が求める二者択一では課題がある」と改めて慎重な見解を示しました。

県民投票条例案は、住民団体が花角知事に直接請求したもので、16日から18日にかけて開かれる臨時県議会で審議されます。花角知事は、8日に公表した意見書で「賛成または反対の二者択一の選択肢では、県民の多様な意見を把握できない」と指摘しています。

■花角英世知事
「(県民の意思を)見極める段階で、住民投票(二者択一)には課題がある。絶対反対から絶対賛成まで幅がある。逡巡(しゅんじゅん)している人が大勢いると思う。」

こう述べたうえで、県民の意識を探るため県民を対象にした意識調査を検討していることを明らかにしました。