魚沼市は、ふるさと納税の返礼品である「魚沼産コシヒカリ」について、在庫不足によって一部発送できなくなったと発表しました。

魚沼市によりますと、4月はじめに返礼品を提供する事業者1社から5月から9月までの間、返礼品の発送ができないと報告がありました。市が調査したところ、対象となる寄付者は188人で寄付額の合計は2714万6000円です。いずれも定期便の申し込みが対象となっていて、合計3064kgが発送できない状態となっています。
市では、対象の寄付者に対しメールや手紙などで謝罪するとともに、定期便がすでに開始されキャンセルや返金対応はできないため、9月下旬以降の2025年産米の新米の発送まで待つことをお願いしているということです。

市では、秋以降申し込みは急増したため、提携する事業者32社に対し在庫管理の徹底をメールで指導し12月下旬で2024年産米の申し込みを止めていましたが、1社において想定以上の申し込みがあり全量確保できなかったことが原因としています。

市では、今後の対策として在庫管理の徹底の他に、ポータルサイトに掲載する際に事業者ごとに上限を設けることなどを徹底するとしています。
魚沼市の内田幹夫市長は「対象となる寄附者様には、多大なるご迷惑をおかけすることになり、心より深くおわび申し上げます。再発防止に向けて返礼品提供事業者に」在庫管理の徹底を求めるとともに関係者との連携を強化し、寄附者様のご期待に沿えるように取り組んでまいります」とコメントしています。