2025.04.0718歳だった中村三奈子さん行方不明から27年、韓国へ出国記録:母親が新潟空港で情報提供呼びかけ【新潟】
18歳だった27年前の4月6日に家を出たまま行方不明に
北朝鮮による拉致の可能性を排除できない長岡市の特定失踪者・中村三奈子さんの行方がわからなくなって27年が経ちました。新潟空港では、母親のクニさんが情報提供を呼びかけました。
■中村三奈子さんの母・クニさん
「三奈子が小さいとき、お世話になった方がハナミズキの苗をくださった。それが3階の三奈子の部屋に届いているほど、27年間は本当に長い。」
特定失踪者・中村三奈子さんの母・クニさん(81)。5日、新潟空港で開かれている『拉致問題を考えるパネル展』に参加しました。
■中村三奈子さんの母・クニさん
「あの子の45歳の姿は想像できないが元気に帰ってきてほしいし、空港に来ると『何で』ということが思い出されるし、残念でならない。」
三奈子さんは18歳だった27年前の4月6日に家を出たまま行方が分からなくなり、翌日、新潟空港から韓国へ出国した記録が残されています。クニさんは、韓国行きの便の出発前に乗客にチラシを配り情報提供を呼びかけました。
■韓国に住む子どもに会いに行く人
「娘に渡して近くにいる日本人に見せてもらい、情報があれば連絡させてもらいたい。」
■中村三奈子さんの母・クニさん
「日本で活動している様子を(三奈子さんは)どこかで見てくれていると思う。みんな元気でいるんだから、早く三奈子も連絡してほしい。」
新潟空港でのパネル展は、14日まで開かれています。