2025.05.092025年3月期の決算を発表:第四北越FGが増益 経営統合の意義強調、大光銀行も増益【新潟】
フィナンシャルグループ設立以来最高となる純利益252億円
金利上昇の追い風を受けました。第四北越フィナンシャルグループが2025年3月期の決算を発表しました。最終的なもうけを表す純利益は293億円と、前年より81億円増加。4月発表した群馬銀行との経営統合について、あらためて意義を強調しました。
■第四北越FG 殖栗道郎社長
「フィナンシャルグループ連結の純利益は、293億円となりました。」
第四北越銀行単体の純利益は金利上昇を追い風に、グループ設立以来最高となる252億円でした。貸出金残高は、前年比で1591億円増の5兆6143億円。住宅ローンや県外の大企業向けが増加しました。
アメリカの関税政策が県内企業に影を落としていますが-
■第四北越FG 殖栗道郎社長
「動き出していた経済が停滞する可能性が出てしまったという認識だが、そこは下支えをするのは当然のスタンス。」
9日は経営統合の発表後、初の決算発表でした。
■第四北越FG 殖栗道郎社長
「両県の経済規模の維持のためには、経済の血脈を担っている金融機関が盤石になることは重要。(統合を)一気呵成にやってしまわないと、みんながテンションが高いときに一気にやってしまうことで、それが当然になる。」
大光銀行も9日、決算を発表。純利益は24億6100万円で、7億7200万円増えました。
競合する第四北越の経営統合を問われるとー
◆大光銀行 川合昌一頭取
「それぞれの県内の金融機関には経営環境に変化があることは想定されるが、現時点で具体的にどうなるかは分かっていない。地域に根差した金融機関を目指していく方針に変わりはない。」
他行と経営統合する可能性を問われると「現時点で考えていない」としました。