2025.05.0232年前に亡くなった児童が育てる〝命のアサガオ〟の種を児童に「限りある命 豊かに」【新潟・胎内市】
「限りある命 豊かに」
胎内市の小学校で、1年生の児童にアサガオの種が配られました。32年前に白血病でわが子を亡くした女性が思いを託したアサガオです。
胎内小学校を訪れたのは、骨髄バンクの普及活動に取り組むNPO法人の会長・丹後まみこさん。丹後さんは32年前の1993年、小学1年生だった息子の光祐くんを白血病で亡くしました。亡くなる前、アサガオを大切に育てていたという光祐くん。丹後さんは、そのアサガオの種を毎年県内の小学校に配り『命の大切さ』を伝える活動を続けています。
2日は、1年生33人ひとりひとりの名前を呼び、声をかけながら種が入った袋を手渡しました。
■児童
「1個ずつ植えて大切にしたい。」
「光祐くんへの気持ちを込めて育てていきたい。」
「きれいな花が育つように育てたい。」
■骨髄バンク命のアサガオにいがた 丹後まみこさん
「命には限りがあるから、自分の夢や目標に向かって生きていくのが自分の人生を豊かにしてくれるので、そのようなことを子どもたちに伝えたい。」
『命のアサガオ』の種は、5月中に学校の玄関に植え大切に育てていくということです。